投資って、金持ちのやることでしょう? そんな人に知ってもらいたい、Jリートのこと

ファイナンシャルフィールド / 2019年10月7日 10時0分

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不動産投資と聞いて「自分には関係ない、大金持ちのやることでしょ」と感じる人もいるかもしれません。実は、不動産投資には3つの手法があります。多額の資金を要する現物投資、現物投資の投資単位を少額の持ち分に細分化した小口化投資、証券化によって小口化した証券化投資です。   今回は、3つ目、不動産の証券化商品でも代表的なものの1つ、小口資金でも購入できる不動産投資信託(REIT)について解説していきます。  

リート(REIT)とは

リートとは、Real Estate Investment Trustの略で不動産投資信託のことです。投資法人が投資家から集めた小口資金を不動産(オフィスビル、マンション、ホテル、ヘルスケア等)に投資して、賃料収入や売却益等の運用収益を投資家に分配します。
 
リートの価格は取引市場、不動産取引市場、不動産賃貸市場の影響を受けることとなります。元本や分配金も保証されているわけではありません。
 
しかし、昨今では、預貯金や国債などの金利がほとんど期待できない状況です。リートの日本版、「Jリート」について知っておくことは、資産運用、長期投資を考えるときに大切になると思います。
 

Jリートをはじめるとき知っておきたいこと、いろいろ

Jリートの特徴を見てみましょう。
 
・投資対象・対象都市
Jリートの投資対象となる不動産は実にさまざまです。オフィスビル、住宅、商業施設、物流施設、ホテルなどのうち単一の用途に投資する特化型、2つの用途を組み合わせた複合型、3つ以上の用途または用途の限定をしない総合型があります。
 
投資対象の地域は多様で、首都圏や三大都市圏(東京・名古屋・大阪)に限定したもの、全国におよぶものなどがあります。このように多様な銘柄があるため、自分の投資方針にあったものを見極める必要があります。
 
・いつでも時価で売買できる・少額から投資可能
Jリートは、証券取引所等で株式と同じように売買することができます。株式と同じように証券会社を通じていつでも時価で売買でき、流動性が高いというメリットがあります。また、1口当たりの購入価格は、2万円~70万円程度と、比較的少額で不動産投資ができるのもポイントです。
 
・税制上の優遇・インフレに強い
Jリートは一定の条件を満たすと支払った配当を損金に計上することができ、法人税が実質非課税となります。そのため、Jリートから受ける収益分配金による所得は配当所得となりますが、配当控除の適用はありません。投資法人からも、投資家からもという二重課税は起こりません。
 
さらに、Jリートは株式と同じように償還がなく、賃料収入が主な収益源です。長期に安定した収益や、相対的に高い分配金利回りが期待できます。また、不動産価格や賃料は物価の影響を受けるため、インフレに強い資産ともいわれています。
 

株主優待のように、Jリート優待がある場合も

Jリートの個別銘柄に投資する場合、一部のリートでは株式のように優待を受けられる銘柄があります。例えば、ホテルなどの宿泊施設の割引優待制度です。また、高齢化に伴い、今後の成長が期待できるヘルスケア・リートでも優待付きの銘柄があります。
 
優待内容には介護施設の無料体験入居や、入居金・月々の利用料金の割引などがあります。
 

リスクは減らしたい。選択肢が多すぎて銘柄を選べないときは

個別銘柄の選択に迷う場合は、Jリートに投資する投資信託や、東証リート指数等に連動するETF(上場投資信託)を利用してみるのもよいでしょう。購入に際しては、目論見書で投資方針やポートフォリオの構成を確認するとともに、投資リスクを確認した上で検討することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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