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お金の価値はどうやって決まる? 無駄遣いを防ぐために知っておきたい「心の会計」とは

ファイナンシャルフィールド / 2019年10月26日 9時0分

お金の価値はどうやって決まる? 無駄遣いを防ぐために知っておきたい「心の会計」とは

物を買ったり、サービスを受けたりするときに、私たちはお金を支払います。お金の支払い方は、現金やカードなどさまざまですが、1000円の物を買うときは1000円を支払います。   しかし、1000円をパッと使ってしまうときと、支払いを渋るときがあるのではないでしょうか? 1000円は1000円で、同じ額のはずです。それでも、気兼ねなく使えるときと使えないときがあるのは、気持ちの問題が関係しています。  

お金とは?

お金とは、物を買ったり、サービスを受けたりするときの支払いの手段となる貨幣のことです。現金と呼んでいる銀行券(お札)や補助貨幣(硬貨)などは、お金の代表的存在です。
 
また、銀行などに預けた預金もお金ですし、スマートフォンをかざすと使える電子マネーなどもお金といえます。
 

お金の価値とは?

お金は支払いの手段です。そのお札がどのように自分の手元に届いたかという経路にかかわらず、手元に使用可能な1000円札が1枚あれば、1000円の品物と交換できます。
 
しかしながら、同じ1000円でもパッと使えるときと、なかなか使えないときがあるのは、1000円がどのように自分の手に届いたかによって、お金の価値を考えているからです。
 
例えば、1時間働いてやっと手に入れた1000円は、すぐに使えないこともあります。しかし、偶然手にした1000円は、すぐに使ってしまうかもしれません。
 
お金を手に入れた経路だけではなく、お金を使う目的によっても、パッと使えるか、なかなか使えないか、変わってきます。
 
例えば、久しぶりの旅行ではランチにぜいたくしたいからと2000~3000円を使ってしまうこともありますが、毎日の昼食と考えると1000円でも高いなと感じることがあるのではないでしょうか?
 
さらに、単位が大きくなるとお金の感覚が変わることがあります。例えば、20万円の家電を買うことを想定します。家計費から捻出する20万円は大きな金額です。毎月の節約や貯金を取り崩すなど、やっとの思いで購入するかもしれません。
 
しかし、3800万円の住宅を購入するときに20万円の家電をオプションで付けるとしたらどうでしょうか? 3800万円が3820万円になっても、大きな金額増ではないと感じ、気軽にオプション家電を付けてしまうかもしれませんね。
 

「心の会計」という心理が働く

気持ちによって価値が変わることを行動経済学では、心の会計(メンタル・アカウンティング)と呼んでいます。このことを知っておくだけで、無駄遣いを防ぐことにつながります。お金には金額という数字があり、その数字が変わることはありません。
 
しかしお金への価値観という金銭感覚になると、その場面ごとでお金の価値が異なってしまうのです。自分の心にも会計があることを知っておくと、無駄遣いを防ぐことにつながります。
 
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

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