成田空港を利用するなら、知っておきたいスカイライナーのお得なきっぷ

ファイナンシャルフィールド / 2019年11月2日 3時0分

かつては海外へ出発するための玄関口だった成田空港。近年では第3ターミナルも供用され、格安航空会社(LCC)を中心に国内各地への玄関口としての役割も色濃くなってきました。本記事ではその成田空港を利用するのに便利な、京成スカイライナーを使う場合のお得な切符について解説します。

京成スカイライナーのお得な切符

上野から成田空港へ直通のスカイライナーはご存じの方も多いかと思います。2010年7月にはスカイアクセス線が開業し、さらに時間短縮され便利さが増しています。
そんなスカイライナーをもっとお得に使える切符が4種類あります。

1　京成×南海　特得チケット
2　手ぶらでライナー
3　スカイライナーバリューチケット
4　Keisei Skyliner & Tokyo Subway Ticket

の4つです。これについて解説します。

京成×南海　特得チケット

京成スカイライナーを上野・日暮里～成田空港まで、また、南海ラピート（スーパーシート）を関西空港～なんば・新今宮・天下茶屋間で利用する場合、特急料金が両社合わせて570円割引になる切符です。成田空港および関西空港のさまざまな店舗で割引サービスも受けられます。

発売額は大人用のみで、1410円で引換券を購入した後、特急券に引き換えるスタイルです。乗車券は切符を購入するか交通系ICカードを利用します。この切符は関西方面への出張の往復などに使うとお得ですね。

手ぶらでライナー

成田に到着して大きな荷物を発送するのと合わせてスカイライナーのチケットを購入するとお得になる切符です。

成田空港に到着後「JALエービーシー」という空港宅配サービスのカウンターに行き、荷物を預ける際に購入が可能です。荷物は宅配便のように指定の日時に届きますので、送ってしまった後は身軽にスカイライナーに乗車できます。

また、荷物は11時までに預けると当日配達、11時から15時の間は＋300円を追加することで当日配達になりますので、東京観光などにも非常に便利です。

値段は荷物の送り先にもよって変わってきますが、最も多く利用されるであろう「南東北・関東・甲信越・東海・北陸」の場合は4300円で、通常のスカイライナーの料金＋配達料金より630円お得になっています。

スカイライナーバリューチケット

この切符は成田空港から都内（成田空港→日暮里・京成上野）に向かう場合に利用可能です。購入可能な場所が新千歳空港、関西国際空港、西鉄福岡（天神）駅およびLCC機内（ピーチ、春秋航空日本、タイエアアジアX、ジェットスター・ジャパン）となっています。

値段は大人2250円で270円の割引、小児1120円で150円の割引になります。注意点として、機内で購入する場合、成田空港に22時以降の到着になる便ではスカイライナーに間に合わないため、発行されない点があります。

Keisei Skyliner & Tokyo Subway Ticket

スカイライナー（成田空港→日暮里・京成上野）の片道または往復券と都営地下鉄および東京メトロ全線が乗り降り自由となる切符のセットです。また、地下鉄の乗り降り自由の期間は24、48、72時間の3つから選ぶことができます。

購入可能な場所は、新千歳空港または関西国際空港、LCC機内（ピーチ、春秋航空日本）ですが、ジェットスター・ジャパン利用者の人のみ、半券等を提示して成田空港で購入ができます。

値段は表の通りで、かなり割引率が高いといえます。

また、地下鉄乗り放題については、購入してから時間が経過するのではなく、購入後初めて地下鉄を利用したときから開始となります。初日は地下鉄を使わず、2日目から使うこともできます。また、購入日から6ヶ月以内は利用可能ですので、さまざまな利用ができるといえます。