ワインの消費金額ってどれくらい?赤と白どっちがよく飲まれているの?
ファイナンシャルフィールド / 2020年1月22日 3時0分
まだまだ寒い日が続きます。こんな日はワインでも飲んで温まりたいですね。総務省統計局の調べによると、2016年~2018年のワイン消費金額の平均は全国で3319円でした。 地域別に見ると、1位が東京都区部で7372円、2位は横浜市で6442円、3位は川崎市で5394円となりました(※1)。ワインを飲む人は首都圏に多いんですね。 ワインというと、おいしい料理に合わせたり、お洒落な店で飲むイメージですが、実際どのくらいの人がどんな時に飲んでいるのでしょう?マイボイスコム株式会社(東京都千代田区)は、「ワイン」に関するインターネット調査を実施しましたので、結果を見てみましょう(※2)。
ワインを飲む人は6割弱。週1回以上飲む人は1割で、意外と頻度が少ない
「アルコールは飲まない」(24.0%)、「ワインは飲まない」(19.1%)を除くと、ワインを飲む人は56.9%で、男性や高年代層で比率が高くなっています。
どのくらいの頻度でワインを飲むかについては、「年に数回」(22.4%)が最も多く、次いで「それ(年に数回)以下」(11.7%)で、34.1%が1年に数えるほどしかワインを飲まないことがわかりました。さらに「月に2~3回」(11.6%)、「月に1~2日」(6.9%)と続き、週に1日以上飲む人は11.2%と、ワイン飲用者の2割となっています。
よく飲むワインの種類は、「赤ワイン」が76.1%、「白ワイン」が54.2%でした。「スパークリングワイン」(29.8%)は増加傾向にあり、女性や若年層で比率が高くなっています。
親しい人と一緒に飲むのが一番。飲む理由は人それぞれ
次に、ワイン飲用者にどのような時にワインを飲むか尋ねると、「親しい友人や家族と一緒に」が53.2%と、2位に30%近くの差をつけて1位に。
気の知れた相手と楽しくワインを飲むのが一番ですね。2位以下は「ひとりでゆったりとした気分で飲みたい時」(26.8%)、「クリスマスやお正月などの季節行事の時」(25.3%)、「料理に合わせて」(24.9%)、「誕生日、結婚記念日などの記念日に」(22.5%)が続きました。
飲用頻度が週1回以上の層では、「ひとりでゆったりとした気分で飲みたい時」「ほっと一息つきたい時」「普段の食事の時」の比率が高くなっており、普段の生活の中でリラックスしながらワインをたしなむ姿が目に浮かびます。
自由回答を見ると、ワインを飲む理由やシーンは人それぞれで、思い思いにワインを楽しんでいるようです。
・自分が目標のタスクをこなせた時に飲みます。(男性30歳)
・ワインが合う料理の時や、リラックスしたい時。(男性46歳)
・会社仲間がワインを飲む時に一緒に飲むことが多いです。みんなでワイワイしている時が多いですね。(女性29歳)
・お祝い事があった時、夫が買ってきてくれることが多い。でなければ普段は自分用に買う。(女性34歳)
普段はスーパーの1500円以下のワインを飲む人が多い
ワインの購入場所は、「スーパーマーケット」が68.8%、「ディスカウントストア」「酒屋」が2~3割でした。過去の調査と比べて、「ディスカウントストア」は減少傾向のようです。
飲用頻度が高い層では、「ネット通販」「ワインの専門店、ワイナリー」がやや高くなっており、自分のお気に入りのワインをこだわって探して購入しているのではないかと思われます。
普段購入するワインの金額は、1本あたり「500円~1000円未満」「1000円~1500円未満」が購入者の3~4割となっており、みなさん、普段飲むワインは安いもので済ませているみたいですね。
ワイン購入時の重視するのは、「価格」「味」「種類」が約6割、「生産地」「銘柄」が3~4割でした。女性30~50代では「味」の比率が高く、舌の肥えた大人の女性は味にうるさいようです。まだまだ寒い日が続きます。鍋もいいですが、たまにはおいしいシチューとワインで体を温めるのもいいかもしれませんね。
出典
※1:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」(2016年(平成28年)~2018年(平成30年)平均)
※2:マイボイスコム株式会社「ワインに関するアンケート調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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