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住宅ローンの審査期間はどのぐらい? 早めることは可能?

ファイナンシャルフィールド / 2020年2月9日 9時15分

住宅ローンの審査期間はどのぐらい? 早めることは可能?

住宅ローンを申し込んだあとの審査期間に、どれくらいの時間を要するか把握していますか? 住宅ローンの申し込み結果はその場で即時出されるのではなく、一定の審査期間を経てから出されるのです。  

住宅ローンの申し込みから契約までの流れ

一般的な住宅ローンの申し込みから契約までの流れは、次のように進みます。
 
(1)申し込み
(2)事前審査
(3)本審査
(4)契約

 
まず、ある程度欲しい物件について目星を付けたら、金融機関の窓口やインターネットなどから住宅ローンの(1)申し込みをします。その後、事前審査を経て本審査となり、契約手続きを進めていくことになります。このうち、特に時間を要するのは(2)と(3)の審査にあたる部分です。
 
審査には2種類あり、事前審査と本審査があります。この両審査に通らない限り、住宅ローンの契約まで至ることができません。
 
事前審査は、申し込んだ住宅ローンに通るかどうかを事前に簡単な審査をするものです。本審査とは、実際に融資された住宅ローンを返済していくことができるか、正式に審査されるものです。
 
本審査まで通れば無事契約になるのですが、契約後すぐに住宅ローンが融資される(お金が振り込まれる)わけではありません。購入する住宅の所有権移転登記の時に融資が実行され、融資額が支払われます。この支払額を住宅の代金に充て売り主に支払います。
 

住宅ローンの審査期間はどのぐらい?

住宅ローンの審査期間は、事前審査と本審査とで異なります。金融機関によって期間が異なるのですが、おおよそ次のような期間になります。
 
事前審査…4営業日程度
本審査…10営業日程度

 
この期間は、金融機関や提出した情報の内容によって変化します。審査の期間を非公開としている金融機関も多く、あくまで一つの目安として考えてください。本審査が終わるまでに1ヶ月程度かかることもあるため、申込時に確認しておくとよいでしょう。
 

急いでいる場合、審査期間を短くする方法はあるの?

正直なところ、審査期間を短縮させる裏技的な方法はありません。ただ、審査期間が延びてしまわないようにすることはできます。
 
まずは、提出する書類に不備や過不足がないよう念入りに準備をして審査に臨むことです。そうすることで、追加資料の提出や書類の不備によって審査が長引くのを防ぐことができます。
 
ほかにも、追加資料の提出や不備の補正のための連絡がきたときに、即対応できるようにしておくことも有効な手でしょう。なお、審査に引っかかりそうな点がある場合は、補足資料としてそれを解消できるような書類を作成して提出すると審査がスムーズに進むこともあります。
 

Q&A

ここでは住宅ローンの審査期間についてよくある質問にお答えします。
 

審査に必要な書類はどんなもの?

事前審査と本審査の際、それぞれに必要な書類があります。
 
事前審査に必要な書類には、次のようなものがあります。
・本人確認書類(運転免許証など)
・収入確認書類(源泉徴収票や納税証明書など)

 
本審査に必要な書類には、次のようなものがあります。
・本人確認書類(運転免許証など)
・住民票
・収入確認書類(源泉徴収票や納税証明書など)
・印鑑証明書
・物件に関する書類(売買契約書や物件の概要書など)
・勤続年数を確認できる書類

 
上記は、あくまでも一般的に必要とされることが多い書類です。申込先の金融機関や提出書類の内容などによっては、追加で書類の提出を求められることがあります。必要書類について、必ず金融機関にて確認しておくようにしましょう。
 

まとめ

住宅ローンには審査期間があり、申し込んでもすぐに融資が実行されるわけではありません。住宅ローンを利用する際は、審査期間を考えて余裕をもって申し込みをし、審査が長引かないよう丁寧に準備しておくべきでしょう。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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