住宅を購入するときに、忘れがちなことって?
ファイナンシャルフィールド / 2020年2月10日 9時30分
住宅の購入では、当初の予想以上に費用がかかるものです。購入後に発生する費用もあります。購入する前に確認したいポイントを紹介します。
一生に一度の買い物だからこそ、気をつけよう
住宅の購入でかかる費用は、住宅価格だけではありません。そのほかにも費用がかかることを知っておくべきです。
・住宅ローンに関する各種手数料
・不動産会社に支払う仲介手数料
・土地、建物の権利を登記するときにかかる登録免許税
・抵当権を登記するときにかかる登録免許税
・司法書士の手数料
など住宅価格以外にもさまざまな費用がかかります。
上記に示した費用は、住宅価格の約10%程度と考えておくべきでしょう。数百万円になる場合もありますが、住宅ローンはアテにしてはいけません。住宅ローンは原則として、住宅価格に対して融資されるものだからです。
上記に示した費用は自分自身で用意しておくことが必要です。すぐに用意できる金額であるでしょうか? すぐに用意できないのであれば、もっと安い住宅にする、購入ではなく賃貸にするなど、再検討が必要となるでしょう。
住宅の購入後にかかる費用
住宅を購入した後にも、費用がかかります。住宅を維持していくための費用のほかに、以下のようなものがあります。
・固定資産税、都市計画税
・火災保険料、地震保険料
・修繕積立金
・管理費
・駐車場代
修繕積立金や管理費は、マンションの所有で必要となるものです。戸建ては無関係かというと、そうではありません。戸建ての場合、自分で積み立てておかなければなりません。自分で貯蓄をしておかなければならないということです。このポイントを忘れている人は多いかもしれません。
最近は自然災害が多いため、災害で被害を受けたときに修繕できるだけの費用を用意しておくことも必要でしょう(自然災害の場合、火災保険を使える場合もあります)。
忘れた頃にやってくる費用
住宅購入後にかかる費用はまだあります。忘れた頃にやってくる費用、それが、不動産取得税です。
不動産取得税は、不動産を購入してから、3ヶ月から6ヶ月後に連絡が来ます。そのため「忘れた頃にやってくる費用」といわれています。不動産を取得したときの1回きりですが、支払わないわけにはいきません。事前に費用を用意しておきましょう。
まとめると、
・住宅を購入するときにかかる費用は数多い。
・購入時にかかる費用がある。
・購入後にかかる費用がある。
住宅を購入する前に確認して、身の丈にあった住宅を購入しましょう。
執筆者:岡田文徳
認知症大家対策アドバイザー
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