年収1000万円の夫でも半数がお小遣い制?結婚後、想像以上にお金が厳しいと感じる人も
ファイナンシャルフィールド / 2020年2月11日 23時10分
結婚相手には経済力が条件という女性は多いですよね。専業主婦を希望する女性はもちろんですが、働く女性にもバリバリ稼ぐ男性はカッコよく、魅力的に映ります。 婚活応援サイト『婚活KOKO』を運営する株式会社パッション(本社:東京都中央区)は、年収1000万円以上の既婚男性を対象に、『高収入男性・夫婦のお財布事情に関する調査』を実施しました。 年収の高い男性は、亭主関白なのでしょうか。稼ぎがいいから金遣いが荒いのでしょうか。それでは、早速結果を見てみましょう。
財布の管理は夫が管理、妻が管理、およそ半々。半数がお小遣い制
最初に、「妻のどこが好きですか?」と質問したところ、「性格」(42.2%)と回答した人が最も多く、次いで「価値観」(29.0%)、「ルックス」(19.3%)が続きました。外見(ルックス)という回答も2割はありますが、やはり性格や価値観が合うことが重要なんですね。
次に、「夫婦のどちらが財布を握っていますか?」と質問したところ、「自分」(43.0%)と「妻」(40.0%)が同じくらいでした。夫が財布を握っている家庭が若干多いものの、妻が管理している家庭と半々くらいという結果となりました。
また、「お小遣い制」の人は48.3%と、ほぼ半数でした。高収入だからといってお金を自由に使えているというわけではないようで、お小遣い制で堅実な生活をしていることが伺えます。
結婚前にお金に関する話し合いをしたのは半数以上
次に「結婚前にお金に関することは話し合いましたか?」と質問したところ、「ある程度話し合った」(36.5%)が最も多く、「あまり話し合わなかった」(29.9%)、「しっかり話し合った」(17.8%)、「全く話し合わなかった」(15.8%)と続きました。話し合った人は54.3%で、半数以上は結婚前にお金の話をしていることが分かりました。
話し合ったことについて具体的に聞くと、「貯金額を具体的に決めた。昇給したとしても、給料の何割は貯金する、など(30代/三重県)」「生涯収入と人生設計について(40代/埼玉県)」「自分に収入がないことで卑屈になる必要は全くないこと(50代/東京都)」というような回答が得られました。
収入の高い人ほど、お金に関してしっかり考えているように見えます。3人目の人は自分に全部任せろということでしょうか。男らしいですね。
結婚前に話し合ったことを実践しているのは7割。
「結婚前に話し合ったことを現在も実践していますか?」と質問したところ、「ある程度実践している」(39.9%)が最も多く、「実践している」(33.8%)「若干変わった」(15.1%)、「まるっきり変わった」(6.8%)と続きました。結婚前に話し合ったことを実践している人は7割以上でした。初めの約束を守っている人が多いのですね。
結婚後も実践している理由を聞いたところ、「結婚生活を上手に行うことで、お互いのバランスが保てるから(30代/岐阜県)」「妻に任せると問題ない(30代/東京都)」「その方が万事うまく行くから。貯金もある程度ためることができた(50代/東京都)」というような回答が寄せられました。
「お金について、結婚前の理想と結婚後の現実は違いますか?」と質問したところ、「現実は厳しい」(52.2%)という人が「理想通り」(45.3%)という人を上回る結果となりました。
「投資や貯蓄を行いながら、目標とする金額に着実に近づけているから(40代/滋賀県)」とうまく行っている人もいれば、「思った以上にお金がかかる(40代/長野県)」「思ったようには収入が増えないこと(40代/福岡県)」など、現実は厳しいという人もいました。
景気の良しあしや、働いている会社の業績で収入は変動します。また、子どもの有無、学校を公立にするか私立にするかで支出も大きく違います。今回の調査では1000万円以上の収入を得ている人は、きちんと収支を管理し、堅実に貯蓄をしているようです。年収はどうであれ、このような姿勢は見習いたいですね。
出典 ※株式会社パッション「高収入男性・夫婦のお財布事情に関する調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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