2020年、みんなの目標貯蓄額はいくら?何のためにそんなに貯蓄するの?
ファイナンシャルフィールド / 2020年2月17日 10時50分
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貯蓄はよりよい人生を形成するために、必須といっても過言ではないほど重要なものです。50万円以上、100万円以上など毎年目標額を決めて、貯蓄している人も多いでしょう。 そんなときに気になるのが、他の人の目標貯蓄額です。本記事では、働く男女が掲げる2020年の貯蓄目標額や貯蓄する理由などについて解説していきます。
100万円以上貯めたい人多数!2020年の貯蓄目標額
株式会社じぶん銀行が働く男女500名に実施したアンケートによると、2020年の目標貯蓄額は100万円以上~200万円未満がトップで、その割合は全体の約27%でした。最低でも100万円、できれば200万円ぐらい貯めたいと考える人が多数のようです。
2位は50万円以上~100万円未満で約24%でした。年間で100万円貯めるとなると、月に8万円以上貯めなくてはなりません。収入に余裕がなければ少し厳しい数字のため、50万円以上~100万円未満ぐらいが現実的と考える人も多いのでしょう。
貯蓄目標額は100万円前後に集中しており、200万円以上~300万円未満になると割合は10%に至りません。ただし、1000万円以上貯めたいと考えている人も一定数(5%程度)はいることを考えると、貯蓄目標額は収入によって大きく変わるといえるでしょう。
ちなみに、貯蓄をまったく考えていない人は全体の約5%となっており、相当な少数派となっています。
貯蓄のカギを握るのは資産運用?人気ベスト3を紹介
収入をそのまま貯蓄にまわすよりも、資産運用を効率よく実施した方がお金は貯めやすいです。
しかし、資産運用を実施している人は全体の約38%です。つまり、約62%の人が資産運用を行っていない状況ですが、このうちの半数は興味自体は持っているという結果が出ています。興味はあるものの、難しそうなイメージや失敗したときのリスクを考えると一歩踏み込めない人が多く潜在しているのが現状といえます。
2020年から開始したい資産運用商品を聞いたところ、1位は「株式」となっており36%でした。2位は「定期預金」で約25%、3位は「NISA」で約20%です。
NISAとは年間120万円分のNISA枠で購入した株に対して、本来かかるはずの20%の税金が非課税になる制度です。そのため、株で利益を上げたい人と考えている方にはおすすめの制度となっています。
年収が高い人ほど資産運用を実施している割合は大きくなり、年収が600万円以上になると約57%の人がなんらかの資産運用を行っているようです。
資産運用はお金に余裕があるほどやりやすいのは確かですが、積立投資信託やミニ株などの単元未満株であれば、比較的投資額は低くて済みます。資産を増やすための資産投資を資産が少ないからやらないというのはもったいないです。リスクを抑え、資産を地道に増やせるような投資方法を模索するのが良いでしょう。
みんなが貯蓄をする理由とは
2020年の貯蓄目標額として100万円以上を掲げる人が多いのは前述しましたが、その使い道についても気になるところです。貯蓄をする理由のトップは「老後資金」となっていて、約47%でした。
つまり、約半数が老後のために貯蓄をしているということです。老後の問題といえば、「老後2000万円問題」が頭に浮かぶ人も多いでしょう。老後の30年間で約2000万円の貯蓄が必要といった報告書が大きな注目を集めました。
2000万円を一から貯める場合、1年間で100万円貯めたとしても20年かかります。1年間で50万円しか貯められない場合は40年です。もちろん、貯蓄の使い道は老後資金だけがすべてではありません。
2020年の貯蓄理由の第2位は旅行で約33%、第3位は趣味で約29%です。その他にも欲しいものを購入したり、けがや病気に備えたり、お金はいろいろと必要になるでしょう。こういった状況を踏まえると、1年間で100万円以上貯めたい人が増えるのは当然の結果といえます。
やはり100万円以上は貯めたい!資産運用も検討して貯蓄アップを目指そう
2020年の貯蓄は100万円以上~200万円未満を目標とする人が最も多い結果でした。100万円以上となるとハードルが高く感じる場合もあるかもしれませんが、老後2000万円問題などの注目度の高さを考えるとこの流れは今後も継続されていくでしょう。
収入をそのまま貯蓄にまわすのも悪くはありませんが、少しでも効率よく増やすために、資産運用も検討したいところです。
出典 株式会社じぶん銀行「資産運用に関するアンケート」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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