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50代の平均年収ってどれくらい?大企業は役職定年で50代後半の年収が落ちる?

ファイナンシャルフィールド / 2020年2月18日 8時30分

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年収は、人にはなかなか聞けないセンシティブな内容かと思います。本記事では国税庁が発表している「民間給与実態統計調査」の結果から50代の人の年収がどれくらいなのか検証していきたいと思います。  

民間給与実態統計調査って?

この調査は統計法という法律に基づき作成される統計の一つで、民間の事業所の従業員・役員の給与を性別、年齢別、勤続年数別といった人の構成および、資本金別、従業者数別といった企業の構成などさまざまな切り口で集計して毎年作成されています。
 
この統計の調査対象には公務員は含まれませんが、日本の労働者人口における公務員の比率は6%程度ですから、50代の平均給与を見るという意味ではこの統計を見ることで十分把握できるといえるでしょう。
 

50代の平均年収は?

では50代の平均年収を見ていきましょう。民間給与実態統計調査結果表の中には先も述べた通り、多くの切り口がありますが、「第10表事業所規模別および年齢階層別の給与所得者数・給与額」を見ていきましょう。データについては平成30年分(令和元年9月公表)になります。
 


 
いかがでしょうか?全体の男女も合わせた平均年収は50~54歳で528万5000円、55歳~59歳で520万4000円という結果になります。50~54歳の平均年収より、55歳~59歳の平均年収の方が下がっている点は、この境で役職定年などが発生しているためと推測されます。
 
また、企業規模で見ていくと、規模が大きくなるほど平均年収が大きくなる傾向にあります。しかし、1000名以上の規模となると55歳~59歳の平均年収の方が下がっていることから、先の役職定年のようなシステムが導入されているのは1000名以上の規模が多いものと推測されます。
 

まとめ

簡単ではありますが、平成30年分の民間給与実態統計調査から50代の平均年収を見てきました。注意としては、この統計値はあくまで年収の平均値であり、年収がかなり高い人が平均値を押し上げている可能性があるという点、最も出現数の多い中央値というのはこの統計には出ていないという点です。
 
また、この年収は額面給与であり、各種社会保険料や、税金の控除前ですから手取りとしては約2割減じる必要があります。ここ数年は平均年収が上昇しているというデータになっていますが、今後もその状況が続く環境だといいですね。
 
出典 国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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