このままでも大丈夫? 知っておきたい独身女性のマネープラン
ファイナンシャルフィールド / 2020年3月16日 10時50分
![このままでも大丈夫? 知っておきたい独身女性のマネープラン](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_72627_0-small.jpg)
いつか結婚をして子育てをしたいと考える女性がいる一方で、自分でしっかりと働き、収入を得て、あえて結婚をしないという選択をする女性もいらっしゃいます。単身で生活している女性は、どのくらい貯蓄があるのでしょうか。 また、将来のマネープランを考える上で、どのようなポイントに注意したら良いのでしょうか。今回は、「おひとりさま」と呼ばれる独身女性のお金事情について、チェックしていきましょう。
独身女性の貯蓄はいくら?
まずは、女性の貯蓄額について、年齢別に見ていきましょう。単身世帯の女性の貯蓄現在高は、以下の通りとなっています(※)。
女性の貯蓄現在高
全世代平均:1639万5000円
30歳未満 : 259万2000円
30~39歳 : 549万3000円
40~49歳 :1214万2000円
50~59歳 :1997万3000円
60歳以上 :1942万6000円
この調査結果を見ると、単身で暮らしている女性は、60歳になるまでは、年齢を重ねて勤続年数が増えるにつれて、貯蓄残高が着実に増えていることが分かります。40代を超えると、貯蓄額は1000万円を超えて、退職する60歳くらいまでに、貯蓄約2000万円を達成しています。
2019年には、「老後2000万円問題」が話題となり、単身で暮らしている女性の中にも、自分の老後資金について心配している方もいるかもしれません。
しかし、実際のところ、単身世帯の女性は、コツコツと貯蓄できている方が多いようです。大きな病気などをせず、健康で60歳くらいまでしっかり仕事を続けることができれば、老後に向けて、お金を貯蓄することが可能だということが分かりますね。
マネープランを立ててみよう
独身の女性は、自由に自分の時間やお金を使うことができるので、「仕事で出世したい」「マイホームを買いたい」「いろんな国に旅行に出かけたい」「自分の趣味を楽しみたい」など、さまざまな夢を持っている方が多くいらっしゃいます。
結婚して家族がいる女性はもちろんですが、これから結婚する予定がないという女性であっても、将来に向けて、自分のマネープランを立てることは重要です。
まずは、10年後、20年後など、達成したい目標を書き出してみましょう。より自分の将来を具体的にイメージすることで、必要なお金が見えてきます。マネープランを立て、老後に必要なお金をしっかりと貯蓄しつつ、自分の目標をかなえるためには、どのくらいのペースで貯蓄したら良いのか、確認してみましょう。
独身女性のお金のポイント
単身で暮らしている女性にとって特に気になるのは、「病気など自分が働けなくなったときに、お金は足りるのか」という点ではないでしょうか。
結婚している場合は、配偶者の収入がありますが、独身の場合は、住宅ローンや家賃、病気の治療費などを自分で賄わなければなりません。そこで、独身女性は、万が一のときに備えて、住居費や食費などの生活費6ヶ月分くらいは、すぐに使えるように、しっかりと貯金しておくようにしましょう。
また、独身の方は、「保険」への加入を検討するのも選択肢の一つです。ただし、心配だからといって、やみくもに保険に加入してしまうと、毎月支払わなければならない保険料が増え、家計を圧迫することがあります。
収入保障保険、がん保険、女性特有の病気に備える保険など、さまざまな保険がありますが、あくまで保険は、「現在の自分の貯蓄では足りない分を補う」目的で、加入することが大切です。
例えば、すでに貯蓄が2000万円以上ある方や、マイホームのローンを完済済みの方などは、無理をして保険に入らなくても良い場合があります。すでに保険に加入している方も、貯蓄が増えてきた場合は、適宜保険の見直しを行いましょう。
いかがだったでしょうか。社会進出などにより、女性のライフスタイルはますます多様化しています。結婚していても、独身でも、自分の理想的な人生を送るために、お金と上手に付き合うことは大切ですね。
今回の記事を参考にしながら、自分の貯蓄額を確認し、具体的な将来のマネープランを立ててみてはいかがでしょうか。
[出典](※)政府統計の総合窓口「全国単身世帯収支実態調査」(平成26年)[単身世帯]ストック編第15表男女,年齢階級別1世帯当たり貯蓄・負債の現在高と保有率
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
関連記事
女性のおひとりさまの老後不安 解消するコツを伝授
「おひとりさま」で貯金が1000万円しかない…老後の蓄えには不十分?
女性の人生はフクザツ。自分に合った老後資金対策のコツとは?【前編・年金のこと】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
再雇用終了を前に “路頭に迷う危機”を感じた63歳男性…お金の不安を解消して見えた「未来への希望」
Finasee / 2024年7月18日 17時0分
-
30歳を目前にして貯金がほとんどないことに不安を感じはじめました。まだ独身ですが、収入に対してどのくらい貯金するとよいでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月7日 4時30分
-
40歳「年収600万円」で、独身生活を満喫しています。都内で“生涯独身”を謳歌したいと思っているのですが、「貯蓄1000万円」あれば老後も1人で暮らしていけますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月6日 5時0分
-
「若いうちはお金を貯めるより経験を積め!」と育てられた20代独身の私。”貯金ゼロ”で趣味や旅行を楽しんでいますが問題ないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月1日 4時30分
-
年金不安、シニア破綻は他人事ではない「老後ビンボー」を防ぐ《50代からのマネーの心得》
週刊女性PRIME / 2024年6月29日 7時0分
ランキング
-
1「健診でお馴染み」でも、絶対に"放置NG"の数値 自覚症状がなくても「命に直結する」と心得て
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 17時0分
-
2扇風機の羽根に貼ってあるシール、はがしてはいけないって本当?【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年7月21日 20時15分
-
3新型コロナワクチンの定期接種、10月から開始…全額自己負担の任意接種費は1万5000円程度
読売新聞 / 2024年7月21日 19時21分
-
4日本カレーパン協会「カレーパン美味い県ランキング」発表 3位北海道、2位京都…1位は?
オトナンサー / 2024年7月22日 8時10分
-
5平日は毎日「レッドブル」を飲んでいます。「1日の飲料代」として高すぎますか? また、体への悪影響はないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月20日 3時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)