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学校が休みの日は、子どもと“身近なお金”について学ぼう!

ファイナンシャルフィールド / 2020年3月30日 9時30分

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漢字や計算など、子どもたちが学校で学ぶ知識を増やす勉強は、子どもの将来に向けて、とても大切なものです。知識を増やすことに加え、学校がお休みのときは親子でお金について体験しながら学んでみましょう。  

お金の出入りを数字で表す体験学習

お金の流れには、家庭の外から入ってくる収入と、家庭の外に出ていく支出の2つがあります。収入は働くことで得ることができます。物を買ったりサービスを受けたりすると、お金が出ていき支出になります。
 
お金の出入りは、家計簿の収入欄と支出欄に記入すると分かりやすくなります。1日単位や1ヶ月単位などで集計することで、数字で表すことができます。
 
親は家計簿をつけて、子どもはお小遣い帳をつけることで、子どもにはお金の出入りを学ぶという体験学習になります。ノートにつけるのが苦手な場合は、スマートフォンのアプリを使っても良いでしょう。

実際にスーパーに行って物の値段を知る。

子どもとお金の出入りを学ぶときには、実際に物を購入したり、サービスを受けたりし、お金を払う体験をします。
 
週に何日か買い物をする身近にあるスーパーに子どもと一緒に行ってみましょう。子どもが欲しいものがいくらなのか自分で値段を調べることに加え、生活するのに必要な食料品や日用品の値段がいくらなのかも調べてみます。
 
これにより必要なものと欲しいものの違いが分かり、夕食の材料費とお菓子の値段のどちらが高いのか、どちらが必要なのか親子で一緒に考えることも体験学習です。
 
一緒にスーパーなどに行けないときは、ネットショップなどでも構いません。値段の違いを知るとともに、送料や手数料などの値段についても学ぶことができます。

働くといくらもらえるのか? 職種と時給を確認する。

物の値段を知ることができたら、今度は収入について考えてみましょう。子どもと一緒に買い物に行ったら、少し時間を割いて、そのスーパーに貼ってある求人を一緒に確認しましょう。
 
レジ打ちなどパート募集の情報で構いませんので、1時間働くといくらになるのか、1日4時間で週2日働いたら月額いくらの収入になるか計算してみます。例えば、時給1000円と仮定して、1日4時間、週2日、4週間働くと1月に32時間働くことになります。
 
これにより得られる収入は3万2000円です。職種により時給が異なったり、働く時間によって時給が異なったりすることがあります。なぜ時給に差があるのか、親子で話し合ってみるのも貴重な体験になります。

1日働くと何が買えるのだろうか?

物を買ったときの支出と、働いたときの収入を知ることができたら、働いて得たお金で何を買うことができるか親子で一緒に考えます。例えば、スーパーのレジ打ちのパートをして1時間1000円を得ることができたら、そのお金で、400円のお肉と300円の野菜、200円の飲み物を買うことができます。
 
支出は900円、残りは100円です。この100円をどうするか話し合うことも重要です。100円でその日にお菓子を買うこともできるでしょうし、1000円のおもちゃを買うために10日間、貯めることもできるのです。
 
貯金は、欲しいものを買うために貯めておくものという意識付けをすることで、子どもはお金について体験的に学ぶことができます。親が貯蓄について改めて考えることは、より貯蓄ができる家計に変化するきっかけになるのです。
 
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

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