5人に1人は詐欺被害に遭っていた!被害額や解決費用はどのくらい?
ファイナンシャルフィールド / 2020年4月14日 10時30分
![5人に1人は詐欺被害に遭っていた!被害額や解決費用はどのくらい?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_75061_0-small.jpg)
「自分は絶対大丈夫」と思っている人も多い、詐欺被害。詐欺というと高齢者が狙われると思いがちですが、実は年齢に関係なくさまざまな詐欺トラブルが身近に潜んでいることをご存じですか? 新型コロナウイルス感染症にまつわる特殊詐欺も増えている今日このごろ。詐欺被害に遭っている人はどのくらいいるのか、また回避する方法はあるのかなど、調査結果を紐解いてみましょう。
決して少なくない!5人に1人が詐欺被害に遭っているという事実
株式会社GVが発表した「詐欺トラブルの被害経験」の結果(※)を見てみます。
【詐欺トラブルの被害経験】
・詐欺トラブルの被害あり:19.0%
・詐欺トラブルの被害なし:81.0%
ずばり、5人に1人が詐欺被害に遭っているということがわかります。具体的に、どのような詐欺でどのくらいの被害額が出ているのでしょうか。
【詐欺トラブルの内容】
1位:副業・情報商材詐欺 31件
2位:ワンクリック詐欺 28件
3位:名義貸し・契約詐欺 21件
4位:チケット売買詐欺 17件
4位:オークション・フリマ詐欺 17件
6位:偽サイト・偽アプリ詐欺 15件
【詐欺トラブルの平均被害額】
1位:名義貸し・契約詐欺 253万6667円
2位:訪問買取詐欺 251万5000円
3位:仮想通貨詐欺 140万円
4位:出会い系・結婚詐欺 40万3333円
5位:副業・情報商材詐欺 13万3333円
6位:偽サイト・偽アプリ詐欺 9万7500円
被害内容と被害額のトップは上記の結果に。名義貸し・契約詐欺と訪問買取詐欺の平均被害額がずばぬけていることがわかります。
このランキングを見る限り、「副業・情報商材詐欺」「チケット売買詐欺」「オークション・フリマ詐欺」など、決して高齢者だけを対象にしたわけではない詐欺が多いという事実が浮かび上がってきます。
最近ではSNSでチケットや物品をやり取りする人も増えています。軽い気持ちで取引に応じ、結果的にだまされてしまうという人も少なくないのではないでしょうか。
もし詐欺トラブルに巻き込まれたらどこに相談すればいい?
実際に詐欺トラブルに遭った人たちはどこに相談しているのでしょうか。
【詐欺トラブルの被害相談】
・相談中(済) 48.9%
・相談する予定 7.4%
・誰にも相談しない 43.7%
なんと、誰かに相談するという人と、誰にも相談しないという人が、ほぼ2つに分かれています。
相談しないという人の内訳は、「自分で対応する」が42.2%、「泣き寝入りする」が57.8%という結果に。被害額にもよるのかもしれませんが、詐欺被害に遭った人のうちの約4分の1は泣き寝入りしていることがわかります。
相談中、もしくは相談する予定がある人の相談先の内訳は、以下の通り。
【詐欺トラブルの被害相談先】
1位:警察 42.1%
2位:友人・知人 26.2%
3位:行政窓口 13.1%
4位:弁護士 6.5%
5位:民間窓口 6.5%
半数近くの人が、迷わず警察に相談していることがわかります。また、まずは友人・知人に相談するという人も多いようです。いきなり110番に連絡するのは気が引けるという場合は、警察相談ダイヤル#9110に相談するという手もあります。
泣き寝入りする前に、解決可能かどうか、まずは周りに相談してみることも大切ですね。
詐欺トラブルを解決するための費用はいくらくらい?
気になるのが、詐欺トラブルを解決するためにかかるお金です。ただでさえお金をだまし取られたのに、さらにお金がかかるとなると気も重くなってしまうもの。実際の費用をチェックしてみましょう。
【詐欺トラブル解決までの費用】
1位:1万円以上5万円未満 46.7%
2位:10万円以上50万円未満 22.2%
3位:5万円以上10万円未満 15.6%
4位:50万円以上 8.9%
5位:1万円未満 6.7%
→平均値:10万8338円
一番多いのは、1万円以上5万円未満のようです。少数派ではありますが、50万円以上かかっているという人も。裁判に持ち込むことになれば、これくらいかかってしまうのかもしれません。
いずれにせよ、詐欺を働いた相手が逃げる前に解決に向けて動き出すことが大切なため、早め早めの行動が功を奏するともいえます。自分は絶対に引っかからないと思い込まず、もし被害に巻き込まれたらどうするか、日頃からシミュレーションしておいてみてはいかがですか?
出典 株式会社GV「詐欺トラブルの被害経験」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
関連記事
被害総額390億円? 詐欺師はあなたを狙っている…だまされやすい人の特徴とは
「自分は大丈夫と思っていたけど詐欺被害にあってしまった・・税金面で救済はありますか?」
「世間知らず」「相談できない」「金銭感覚が違う」若者を狙う詐欺
この記事に関連するニュース
-
SNSの偽サイトで副業あっせんを装い60歳男性から現金約180万円を詐取 北海道函館市
STVニュース北海道 / 2024年7月20日 15時12分
-
「中国の貧しい子どもたちに…」“イオンスマイルのドイ”や"損保のマツイ” 手口様々 秋田県内で詐欺被害相次ぐ
ABS秋田放送 / 2024年7月10日 18時55分
-
ロマンス詐欺急増、「借金」名目から「投資」に 〝脱国際〟、組織的背景も
産経ニュース / 2024年7月8日 8時0分
-
【40~50代が標的! 被害総額約280億円】「SNS詐欺」とはどんな手口? 見分け方や防止法を教えて!
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月4日 1時50分
-
SNS型投資詐欺の被害は50、60代が半数、だまされない対策は?ITジャーナリスト高橋暁子氏
トウシル / 2024年7月1日 16時1分
ランキング
-
1今回のシステム障害、補償はどうなる?…「保険上の大惨事」「経済的損害は数百億ドル」
読売新聞 / 2024年7月20日 21時24分
-
2次はコメで家計大打撃!? 昨年の猛暑の影響で不足が懸念、約11年ぶりの高値水準に 銘柄によっては品薄や欠品も
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月20日 10時0分
-
3物言う投資家エリオット、スタバ株を大量取得=関係筋
ロイター / 2024年7月20日 5時59分
-
4投資信託「以外」のほったらかし投資の選択肢とは 年利10%ならおよそ「7年で資産が倍」になる
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 9時0分
-
5「みんなの意見は正しい」はウソである…ダメな会社がやめられない「残念な会議」のシンプルな共通点
プレジデントオンライン / 2024年7月20日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)