申し込む前に最低限知っておきたい「住宅ローン」の手続きと流れ

全体の流れ ① 金融機関への相談・申し込み 物件購入がある程度決まった、申し込みをしたというタイミングで金融機関のローン相談に行き、事前審査（仮審査ともいう）に申し込みます。 各金融機関の営業時間に窓口に出向く以外に、住 […]

全体の流れ

① 金融機関への相談・申し込み

物件購入がある程度決まった、申し込みをしたというタイミングで金融機関のローン相談に行き、事前審査（仮審査ともいう）に申し込みます。
各金融機関の営業時間に窓口に出向く以外に、住宅展示場のローン相談コーナーも活用できますし、金融機関によっては週末にローン専用窓口を設けており、そこで相談や申し込みができます。最近は店舗まで出向かずにインターネットで相談や申し込みができるケースも増えています。

② 事前審査（仮審査）2～3週間程度

実際に借入れをするとき、審査（本審査）が通るのか事前に調べてくれるのが事前審査です。属性や勤務先、勤続年数、収入、購入物件の情報など、支払能力と信用度の審査が中心になります。
事前審査は仮審査ともいわれ、通ったからといって必ず本審査が通る保証ではない点に留意してください。

③ 本審査

事前審査が通り不動産の「売買契約締結」後に、本審査となります。申し込みの書類は仮審査よりさらに詳細な記入が必要となり、記入事項は審査に影響します。その他にも様々な書類や契約書類の準備が必要となります。

④ 契約

本審査が通った後、ローン契約となります。ローン契約は、契約者が直接金融機関に出向き契約します。ネット銀行では、ＷＥＢサイトや郵送、メールなどを使い契約に至ります。実行される住宅ローン金利は、契約日ではなく融資実行日の金利という点に注意が必要です。

⑤ 実行

登記や所有権移転、抵当権の設定が終了した時点で、ローンが実行され返済がスタートします。

住宅購入は、間取りや内装、外観に目が行きがちで、お金のことは後回しというケースも多く見られます。ローンは30年近く返済するものであり、その後の家計にも大きな影響を与えます。冷静な判断でしっかりとした返済計画を立てるためにも、ローンを組む際の基本な流れは抑えておくと有効です。