転職エージェントと転職サイトの違い・エージェントを使うとどうなる?

ファイナンシャルフィールド / 2020年6月10日 8時26分

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転職エージェントと転職サイトはどちらも転職を支援するサービスですが、その違いはどこにあるのでしょう?2つの違いをメリットとデメリットでまとめました。   また、転職エージェントを使うとどうなるのか、登録した場合の具体的な流れについても詳しく説明します。  

▽転職エージェントと転職サイト、ここが違う

転職エージェントと転職サイトは一体どこが違うのでしょうか。転職エージェントと転職サイトの違いを具体的なたとえを用いて説明します。

転職サイトはデパートの洋服売り場

転職サイトは、デパートにたとえると、洋服売り場と同じ役割です。洋服売り場にはサイズや色、形などさまざまな洋服が販売されており、用途もフォーマル、スポーツシーンなど多岐に亘ります。その中から客は自身のサイズや好み、使う用途にそって選んでいきます。
 
転職サイトも大企業から中小企業までさまざまな規模の会社が紹介されています。業種も製造業や、サービス業、金融業など多岐に亘っています。検索機能や特集記事、インタビュー記事などを参考にしながら、希望の企業を選べるのが、転職サイトの特徴です。
 
そして、デパートの洋服売り場のスタッフの方には、サイズ違いやサイズ直しなど不明な点や要望があれば質問し、対応してもらいます。転職サイトでも登録することで希望企業の案内や、会社説明会などの情報を提供してくれるのが一般的です。

転職エージェントはデパートのコンシェルジュ

転職エージェントは、デパートにたとえると、コンシェルジュと同じ役割です。コンシェルジュは客を採寸し、色の好みや好きなスタイリングをヒアリングします。
 
客自身も気づかなかったようなチャームポイントを引き出し、改善すべき点についてはアドバイスしてくれ、時にはエステやジムなどを紹介することもあります。
 
転職エージェントもアドバイザーが転職希望者のこれまでの学歴や職歴、性格、希望する転職職種などを詳しくヒアリングすることからスタートします。
 
転職希望者さえも気づかなかった強みや個性を引き出したり、時にはアピールポイントを共に創造したり、そのために必要な資格の取得を勧めることもあります。
 
コンシェルジュはオフィスシーンやパーティーなど、さまざまなシーンに合わせて洋服やアクセサリー、バッグなどをトータルコーディネイトして提案し、客は数セットある候補の中から、最も好みに合うものを選んでいきます。
 
転職エージェントも転職希望者の希望と、企業の求める人材をマッチングさせ提案します。転職希望者は候補企業の中から、最も好みに合うものを選んでいきます。
 
さらに、コンシェルジュはデパートの洋服売り場のスタッフと違い、長い付き合いになるのが特徴です。客は結婚や出産、寒村交際など自分のライフイベントやライフステージの変化に合わせてコンシェルジュに相談するため、一生の付き合いとなることも少なくありません。
 
転職エージェントのアドバイザーも同じです。転職を済ませたからといって、関係性が終わることはありません。
 
転職後も状況を把握し、意見に耳を傾け、相談に乗りながらキャリアを積んでいく様子を見守ります。そして必要な時には、さらなるキャリアアップに向けて転職の相談に乗ります。一生の付き合いとなることも少なくありません。

▽転職サイトのメリットとデメリット

転職サイトには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれ詳しく説明します。

メリット・気軽な気持ちでのぞき見できる

転職サイトは、誰でも気軽に訪問することが可能です。そのため、転職への意欲がさほど高まっていない状態でも、気軽に転職先を探せるメリットがあります。
 
サイトによっては年収診断があり、転職が実現したらどのような年収になるのか予想することもできるため、転職を計画する際には参考にすると良いでしょう。

デメリット・ミスマッチが起こりやすい

企業の内情を知らないうちに転職してしまうため、転職後のミスマッチが起こりやすいデメリットがあります。
 
また、転職に関するさまざまな書類作成や面接のアポイントメント、給与や待遇面の折衝などもすべて自身でやる必要があるため、現職が忙しい場合などなかなか進行しない点もデメリットです。

▽転職エージェントのメリットとデメリット

転職エージェントには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれ詳しく説明します。

メリット・プロがサポートしてくれる

転職をアテンドするプロのヒアリングや、カウンセリングが受けられます。新入社員として就職する際には同期がいることも多く、先輩にもアドバイスを求めることができますが、転職は1人で行います。大切な人生の転換期をプロがサポートしてくれるのは、大きなメリットと1つといえます。
 
また、転職エージェントではヒアリングをもとにしたキャリア・アドバイスがもらえるため、自身でも気づかなかったような資格や適性の取得に向けてスキルアップすることが可能です。転職の際には面倒な書類作成や、面接時にもアドバイザーが指導してくれます。
 
日本人は特に苦手な給与や待遇面での折衝なども、企業側と直接話す必要はありません。企業との間にアドバイザーが入って代理交渉してくれるため、忙しい場合でも転職エージェントが進行しておいてくれます。
 
さらに、転職サイトへオープンに求人を出すのではなく、転職エージェントにのみ依頼する企業も多いため、転職サイトでは見ることができない企業からのオファーがある点も、転職エージェントのメリットです。

デメリット・転職エージェントの評価で転職先がアテンドされる

転職エージェントでは、ヒアリングの内容次第で転職先がアテンドされます。良くも悪くも転職エージェントの評価次第となる点はデメリットです。
 
しかし、たとえ現時点では希望する企業に転職が難しい場合でも、キャリアアップのための現職での評価アップや、資格取得などアドバイスをしてもらえます。スキルアップできるよう、長いスパンで転職を考えることも必要です。

▽転職エージェントに登録すると何をしてもらえる?

転職エージェントに登録すると、一体何をしてもらえるのでしょう。具体的に説明します。

アドバイザーと面談

アドバイザーと対面または電話、ビデオ通話などで面談します。これまでの学歴や職歴などのキャリアと、希望するキャリアについて徹底してヒアリングされます。
 
もしもこの時点でおすすめの資格取得などがあれば、アドバイスもしてもらえるため、時には資格取得後にあらためて面談を行うなど、長期に亘ることもあります。転職希望者の個性を理解してもらうことが大切です。長い付き合いになることも多いため、気負わず正直に話を聞いてもらいましょう。

プロの視点でのマッチングサービス

転職希望者のキャリアと個性を知ったうえで、希望の条件に合う企業とマッチングしてくれます。転職サイトには載らない非公開の求人も多数あるため、「こんな名だたる企業に私が!」と驚くことも多いのが転職エージェントの特徴です。

提出書類の添削、面接対策のサポート

提出書類の添削や、面接への対策もアドバイザーが教えてくれます。企業の内情を知るアドバイザーならではのアドバイスで、転職をスムーズにサポートしてもらえるのです。

条件面での転職先とのすり合わせ

給与や待遇などの条件面についても、アドバイザーが転職先とすり合わせてくれるため、直接交渉する面倒がありません。

内定後は退職交渉など入社までをサポート

内定後は退職する企業との退職交渉など、入社日までしっかりサポートしてもらえます。

入社後もアフターフォロー

入社後も新しい職場になじめているか、不安はないかなど、2週間後、1ヶ月後など定期的にアフターフォローしてもらえます。もしもさらにキャリアアップしたい場合などにも、相談に乗ってもらえるので、一生の付き合いになることも多いのです。

▽転職サイトでリサーチ、本気なら転職エージェントへ

転職サイトと転職エージェントの違いと、それぞれのメリットとデメリットについてデパートにたとえて詳しく紹介しました。
 
使い分けとしては、まず転職サイトで転職についてリサーチし、本当に転職したくなったら転職エージェントを活用するのがよいでしょう。賢く使い分けて、より良いキャリアを積みましょう。
 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー
 
監修:星野宏
・キャリアサポートオフィス process代表 キャリアコンサルタント
・キャリアコンサルティング技能士1級
・公認心理師

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