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外貨建て保険に加入する前に確認しておきたいポイント

ファイナンシャルフィールド / 2020年6月7日 10時0分

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米ドルや豪ドルなどで運用する外貨建て保険は、円建てよりも相対的に利回りが高く人気があります。外貨建保険の種類としては、外貨建個人年金保険、外貨建終身保険、外貨建養老保険などがあります。   デメリットは、為替変動に伴う元本割れのリスクがある点です。外貨で元本保証されていても円転換したときに元本割れする可能性があります。   このようなリスクを十分理解せずに契約するケースも多く、契約トラブルが絶えません。外貨建て保険に加入する前に、確認しておきたいポイントを解説します。

外貨建て保険のリスク

一般的に、保険料の支払いや保険金・年金などの受け取り外貨建てになります。特約を付外貨建てことで円での払外貨建てや受け取り外貨建てですが、外貨から円に通貨を交換するときに「為替変動のリスク」が生じる点を十分理解することが大切です。
 
為替変動リスクとは、為替相場(円と外貨を交換するときの比率)が変動することにより発生するリスクをいいます。
 
仮に保険料が1万米ドルの一時払いの米ドル建て個人年金保険に加入したとします。保険料を払い込んだときの為替レートは1ドル100円とします。円に換算すると100万円です。年金原資は1.1万米ドルと保証されているとします。
 
しかし、円に換算したとき、受取時の為替レートが1ドル120円であれば132万円となり32万円の利益を得ますが、1ドル80円であれば88万円となり12万円の損失を生じます。
 
このように、円換算で支払った総額に比べ、受け取る保険金等の円換算額が上回る場合もあれば下回る場合もあります。

外貨建て保険にかかる費用

外貨建て保険にはさまざまな費用がかかります。主な費用として(1)保険関係費、(2)解約控除、(3)為替手数料、(4)年金管理費などがあります。
 
保険関係費は保険契約の締結・維持などにかかる費用のことで、この費用を控除した金額が積立金として運用されます。解約控除は、契約締結から一定期間内に解約した場合に控除される費用です。したがって、早期に解約する可能性のある方には外貨建て保険は適していません。
 
為替手数料は通貨交換にかかる費用です。保険会社の1ドル当たりにかかる為替手数料は、1銭のところもあれば、25銭、50銭などのところもあります。あまり変わらないように見えますが、金額が大きくなればなるほど為替手数料が大きく影響してきますのでばかになりません。
 
年金管理費は年金支払いの管理の費用です。商品によって、かかる費用の種類や金額などが異なりますので、よく確認することが大切です。

「市場価格調整」って何?

外貨建て保険のなかに、解約時に適用される「市場価格調整」という仕組みを持った商品があります。市場価格調整の仕組みでは、解約した場合に戻ってくるお金(解約返戻金)が、市場金利の変動によって増えたり減ったりします。
 
外貨建て保険はアメリカ国債など、その国の債券で運用されます。市場価格調整の仕組みのある外貨建て保険が解約になった場合、その解約返戻金は債券を売却することによりまかないます。
 
債券の価格は市場金利により変動します。債券価格は、金利が上昇すれば下落し、金利が低下すれば上昇します。
 
仮に、発行時の債券価格100円、利率3%とします。金利が4%に上昇すると3%の債券の投資の魅力が薄れるので債券価格は下落します。逆に、金利が2%に低下すれば3%の債券の投資の魅力が増すので債券価格は上昇します。
 
債券の金利と価格にはこのような関係がありますので、解約返戻金額は、解約時の市場金利が契約時よりも上がったときには減少し、逆に下がったときには増加します。
 
執筆者:新美昌也
ファイナンシャル・プランナー

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