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保険を解約して家計の負担を軽くする? その前に確認してほしい3つのこと

ファイナンシャルフィールド / 2020年7月5日 23時0分

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「新型コロナウイルス感染症の影響で家計が苦しく、月々の保険料を払う余裕がないので保険を解約しよう」と検討中の皆さま、こちらを読んでからご一考ください。   加入内容や保険料の支払いに関する特別措置などを確認してからでも遅くはないと思います。もちろん保障も大事です。  

1. 保険料の払込猶予期間を確認

加入している保険の内容をご確認いただきたいのですが、保険料の支払いが困難になった場合でも払込猶予期間が設けられています。
 
新型コロナウイルス感染症拡大の事態を受けて、特別取扱いとして猶予期間が通常の1ヶ月から最長6ヶ月まで延長されているのもポイントです(要申請)。
 
この状況下で保険を解約して必要な保障がなくなるのは、万が一を考えるとなおのことリスクがありますので、保険料の支払いを先延ばしにして家計の回復を待つのも良いと思います。
 

2. 入院保障が付いているか確認

入院保障は通常、病院に入院した場合に支払われますが、新型コロナウイルス感染症で自宅待機となったり、ホテルなどで療養することになった場合でも、入院と同等とみなされて給付金の支払対象となることがあります。
 
また、保険は一度解約してしまうと再度加入するときに健康告知などの義務がある場合が多く、告知内容によっては加入が難しくなることもあります。そういったケースも想定した上で、解約するかどうか判断した方が良いでしょう。
 
保険会社によってはオンライン医療相談などのサービスを行っているところもありますので、あわせてチェックしてみてください。
 

3. 生命保険における契約者貸付の確認

契約者貸付は、解約返戻金を担保にして契約者が保険会社からお金を借りられる制度です。借りる時点での解約返戻金の一定範囲内(通常8~9割)が限度額になります。
 
各保険会社所定の利率による利息が発生しますが、こちらも新型コロナウイルス感染症による特別措置で一定期間の利息を免除したり、利率を下げたりしています。
 
借りたお金と利息はいつでも全額または一部を返済することができますし、返せないまま保険が満期をむかえたり、保険金を受け取って保険が消滅した場合は、その時点で精算される仕組みなので、高利で他から借りるより一考の価値があると思います。また、貸し付けを受けていても配当金がある保険契約なら、貸し付けを受けていない契約と同様の配当金が支払われます。
 
ちなみに、配当金付きの保険で受け取り方法を積み立てとしている場合、配当金の全額または一部を引き出すことができるので、加入している内容を保険証券や送付されてくる加入内容のおしらせなどで確認してみましょう。
 

保険会社に問い合わせてみる

加入内容、契約内容など、手元の資料を読んでも分からないという場合は、加入している保険会社に相談してみましょう。
 
解約返戻金の請求や契約者貸付の申請に必要な書類についても、特別措置として一部を省略したり、簡易支払いに関する措置を実施するなど、各社が柔軟な対応を見せています。手続きが面倒そうだと思っている方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
 
厳しい家計の中、毎月定額の支払いで不要なものがあればそこから見直していく、それは正しいと思います。
 
しかし保険については、入院時に備えるもの、死亡・高度障害に備えるもの、老後の資金作りのためなど、そもそも何のために入っているのか、自分にとって必要な保障かどうかを見極めてから解約手続きに進んだ方が良いでしょう。
 
出典
一般社団法人生命保険協会 新型コロナウイルス感染症に係る特別取扱いについて
日本損害保険協会 新型コロナウイルス感染症によりご契約者が影響を受けられた場合の特別措置について
一般社団法人生命保険協会 新型コロナウイルス感染症に係る生命保険会社の相談窓口
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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