保険の見直しで家計をスリム化!見直すときのチェックポイントとは
ファイナンシャルフィールド / 2020年8月12日 9時0分
新型コロナウイルスの影響で時間に余裕ができ、家計の見直しをした方もいらっしゃるかもしれません。 家計の見直しの際にはまず固定費を見直しましょうとよくいわれますが、保険の見直しをしようと考えたときは、どういった点に注意すればいいのでしょうか。 本記事ではそれについて簡単に解説します。
保険って簡単に見直していいの?
まず大きく分けて保険は、3つに分けられます。
1 生命保険(定期保険、終身保険、収入保障保険など)
2 損害保険(自動車保険、火災保険、賠償責任保険など)
3 医療保険(終身医療保険、ガン保険など)
保険の種類によっては見直すべきもの、そうでないものがあります。では、どういうときに見直しをすればいいのかを見ていきましょう。
生命保険の場合
生命保険の場合は、万が一保険の対象となる人が亡くなったとき、残された家族などにお金を残すということが主目的になり、いくらお金を残す必要があるか、どれくらいの期間残す必要があるのか、といった点を考えることが大切です。
ですので、新しい保険が出た場合でも内容に劇的な変化がない場合は毎年見直すべきものではないといえます。
ではどのようなときに見直すといいのでしょうか?
生命保険の場合は、ライフステージが変化したときといえます。具体的には、就職、結婚、出産、転職、子どもの独立、退職といった収入や支出面に大きな変化が発生したタイミングとなります。
それらのタイミングで一度保障内容を決定しておけば、以後は大きな収入減などで保険料の支払いが困難という状況でなければ手を付けなくても問題ないと考えられます。
損害保険の場合
損害保険の場合は、対象になる事故が発生したときに損害額を補償することが目的になります。従って、まずは補償の対象となる事故に遭遇する可能性がゼロであれば契約できません(自動車を所有、あるいは運転しない場合には自動車保険は加入できません)。
損害保険の契約の特徴としては、生命保険と違い更新型しかありません。ですので、更新のタイミング=見直しのタイミングになります。
何もなければ前年と同じ保障内容で更新してしまいがちですが、そんなときこそ保障内容が適切かを吟味して不要な保障が付加されていたら、その部分を外すことで保険料の節約につながります。
医療保険の場合
医療保険の場合は、保険の対象となる病気で病院にかかったときに契約で定められた額が支払われるものです。ですので、対象外の病気であったりすると保険金が支払われなかったり、医療費が高額になった場合、保険金では支払額をカバーしきれないということもあり得ます。
また医療保険は上記の2つと違い、医療の進歩に伴い保障もどんどん進化しています。しかしここで注意していただきたいのは、新しい保険=良い保険ではありません。
非常に簡略化すると医療保険の保険料は、病気にかかる人が多いと高額になるといえます。ガン保険の例を挙げると、かつてガンは亡くなる可能性の高い病気でしたが、現在は早期発見をすれば、死亡率が高くない病気へとなってきています。
少し古いガン保険の方が保険料に対して支払われる保険金の比率が良かったりする場合がありますので(お宝保険と呼ばれたりします)、そのような保険に加入していた場合は注意が必要です。
まとめ
以上のように保険で見直すべきもの、そうでないものを簡単に説明しました。保険の見直しの際は担当者の話を聞くのはもちろんですが、ご自分でも保障内容など総合的に判断して見直しをしてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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