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新型コロナで副業プラットフォームはどんな影響を受けた?

ファイナンシャルフィールド / 2020年8月20日 11時0分

新型コロナで副業プラットフォームはどんな影響を受けた?

なかなか収束の道のりが見えてこない新型コロナウイルスの感染拡大。今夏のボーナスが見送られる会社も出ています。そんな中、今後の生活を考えて、収入源を増やそうと副業を検討している人も多いでしょう。

しかし、副業として人気のプラットフォーム(運営者)でも大きな影響を受けるところが出てきました。今回は副業プラットフォームの状況をまとめてみます。

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「ネットをきっかけにリアルで行う仕事」には大きなダメージ

そもそも現在の副業はネット上のプラットフォームを介して行うものが主です。しかしそんなネットを介して行う副業にも、「ネットをきっかけにリアルで行う仕事」と「すべてネットで完結する仕事」と大きく分けて2種類があります。
 
今回のコロナ禍で「ネットをきっかけにリアルで行う仕事」には大きなダメージを受けたプラットフォームが多かったようです。何せ、外出できないし、人に会えないのですから。例えば民泊や旅行、イベントのガイド、対面型の講師などがダメージを受けたと聞きます。
 
しかし大きなダメージを受けたプラットフォームの中でも、「コロナ禍に順応してがんばっているもの」も出てきています。
 

ダメージを受けたけど順応する「ネットをきっかけにリアルで行う仕事」

例えばアキッパ(駐車場シェア)は、コロナ禍で電車に乗るのが嫌になった人の通勤需要をつかまえています。実際、都市でも通勤に車を使う人が増え、駐車場需要が高まったのですね。また、TABICA(体験ガイド)は、オンラインに体験スタイルを変えて、さまざまなオンラインイベントを実現させています。また、ウーバーイーツのような出前系の仕事も、舞台をオフィス街から住宅街に変えて、巣ごもり需要に応えています。
 
こうして、すばやくスタイルを変化して順応できるのも、ネットを介したプラットフォーム事業者の強さですね。しかし、プラットフォーム側は変化できても、そこで仕事をする人たちがオンラインに対応できないと置いて行かれます。むずかしいものです。ウィズ・コロナ時代には「オンラインで仕事をするための最低限のITスキルと機器」を持っていないといけません。
 

「すべてネットで完結する仕事」は大丈夫なところが多い

ダメージを受けた「ネットをきっかけにリアルで行う仕事」に対して、「すべてネットで完結する仕事」のプラットフォームはあまり影響を受けなかったようです。その代表がクラウドソーシングです。ライティングなど小さな案件をネット経由で請け負って、ネット経由で納品し、報酬が振り込まれるまで人と接しないのですから、影響を受けようがありません。
 
では、まったく影響を受けなかったかというとそうでもなく、発注する業界が不景気に陥り(例えば観光や外食)、そこからの発注が減少するということも見られたようです。その代わりに、ネット通販などの事業者からの発注は増えたと思われます。コロナ禍はほんとうに大きなダメージですね。
 
例えば、ストックフォト(自分の写真を委託しておいてダウンロードされたら報酬がもらえるプラットフォーム)では、観光や外食関係の写真があまり利用されなくなってしまうことになりました。しかし、その代わり「ステイホーム」や「ネット通販」に関する写真のニーズは高まったようなので、副業をする人にも、そういうマーケティングのセンスが必要になってくるのです。
 

クラウドソーシングは今後も強い?

話をクラウドソーシングに戻しますが、大企業の多くはテレワークになりました。今後もテレワークを続ける企業も少なくありません。そうすると、部下に仕事を頼むにもメールやチャット、Zoom経由になるでしょう。これは、クラウドソーシングで仕事を依頼するスタイルと何にも変わらないですよね? これまでは隣にいた部下に頼んだものを「クラウドワーカーに頼むのも同じではないか」と気づく企業もあるのでしょう。ひょっとして今後は、正社員が優秀なクラウドワーカーに取って代わられることもあるかも?
 
ここまでだと、「ネットをきっかけにリアルで行う仕事」はきびしく「すべてネットで完結する仕事」のほうがおすすめという結論になってしまいます。
 
しかし、自分が知る限り「すべてネットで完結する仕事」の報酬は、あまりよくありません。「やっぱり割のいいリアルな副業をしたい」という人には、前述のウーバーイーツなど「スキマ時間の配達系」でしょうか。また、物流系バイトのニーズは相変わらず高いです。例えば、Timee(タイミー)のようなアプリをうまく組み合わせて、スキマ時間に副業をやっていくことも考えられます。
 

まとめ

副業のプラットフォームもダメージを受けましたが、順応してやっているプラットフォームもあります。しかし、オンラインで仕事をすることに順応しなくてはなりません。
 
リアルで副業の仕事をしたい人には残念ですが、当分、こんな状況が続くでしょう。私たちも順応して、したたかに収入を確保していきたいものです。
 
執筆者:藤木俊明
副業評論家

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