女性向けのがん保険って?どんな保障が受けられるの?
ファイナンシャルフィールド / 2020年8月26日 10時0分
女性は「乳がん」や「子宮がん」など、女性特有のがんを発症する可能性があります。最近では若い世代で女性特有のがんを発症する人も増えつつあります。万が一の場合に備えて女性向けがん保険の加入を検討しましょう!
今回は女性向けがん保険の選び方について解説します。
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女性向けのがん保険とは?
女性向けがん保険とは「子宮がん」「卵巣がん」「乳がん」など、女性特有のがんに備えるための保険です。
女性向けがん保険がメインの保険と、通常のがん保険に特約として女性特有のがんに対する保障が付いている2つのタイプがあります。
女性向けがん保険がメインの保険のほうが、より保障内容が充実しています。
【若いころからがん保険に入る必要性はある?】
国立がん研究センターの最新がん統計・年齢階級別罹患率(全国推計値)2015年によると、30歳ごろから「乳房」「卵巣」「子宮頚部」「子宮」「子宮体部」の罹患率が増え始めるのが分かります。
「自分はまだ若いからがん保険は必要ない」と思う方もいるかもしれませんが、若くてもがんを発症する可能性は十分あります。
若いころから女性向けがん保険に入っておけば、いつがんを発症しても高額な治療費に対応可能です。また、がん保険の保険料は契約時の年齢が高いほど金額も上がるため、若いころから加入するほうが保険料を安く抑えられます。
女性向けがん保険に入ったらどんな保障を受けられるか
女性向けがん保険に入ると「診断給付金」「通院給付金」「入院給付金」「手術給付金」などさまざまな保障を受けられます。
それぞれどのような保障なのかひとつずつ見ていきましょう。
1.がん診断給付金
がん診断給付金とは、がんであると診断された時点で受け取れるお金です。
商品によってもらえる金額に違いがありますが、一般的には100万円~200万円の給付金が支給されます。
診断給付金はがんと診断された後の検査などの治療費に充てられます。
2.がん通院給付金
がん通院給付金とは、がんと診断されて通院治療になった場合に受け取れるお金です。
一般的に1日あたり5000~1万5000円の通院給付金が支給されます。
女性向けのがん保険に加入している人が「女性特有のがんである」と診断された場合、一般的に通常のがん通院給付金に加えてさらに給付金を受け取れます。
3.がん入院給付金
がん入院給付金というのは、がんと診断されて入院する場合に受け取れるお金です。
一般的に1日あたり5000~1万5000円の入院給付金が支給されます。最近は医学が発達したため、入院ではなく通院で治療を行うことも増えてきました。
1回の入院あたりの給付の限度日数は60日あればいいでしょう。60日で不安だというのであれば、120日など日数を長めに設定しておくと安心ですよ。
4.がん手術給付金
がん手術給付金というのは、がん治療で手術を受ける場合に受け取れるお金です。
例えば乳卵巣がんを発症し「卵巣全摘出術」を受けた場合、女性向けがん保険に加入しておけば、通常のがん手術給付金とは別にさらに手術給付金を受け取れます。
女性向けがん保険の選び方のポイント
ここでは女性向けがん保険の選び方のポイントについて解説します。初めて女性向けがん保険に加入するという人はぜひ参考にしてくださいね。
保険料が一生変わらない「終身型」がおすすめ
女性向けがん保険には、保障期間が設定されている「定期型」と保障が一生涯続く「終身型」の2つがあります。
定期型は保険料が安いのが魅力的。しかし保障期間を過ぎると、引き続き保障を受けるためには契約更新が必要です。保険料は年齢が上がるにつれて高くなるので、契約を更新すると更新前の保険料より高額になります。
一方、終身型は保険料が高いですが保障期間の設定がありません。一度契約すると一生涯保障が続くので、がん保険を契約するのであれば終身型をおすすめします。
上皮内新生物の保障があるものを選ぼう
上皮内新生物とは、がんが深部まで広がっておらず上皮組織内にとどまっている初期のがんです。保険によっては上皮内新生物が保障の対象でないこともあります。
上皮内新生物が保障対象のがん保険に加入していれば、初期のがんでも保障されるので安心です。
就業不能保障特約があると安心
もし仕事をしている女性ががん保険に加入するのであれば「就業不能保障」を特約として付けると安心です。
がんを発症すると、これまで通り仕事を続けることができなくなる可能性があります。またがんで入院していて退院したとしても、通院治療が続いてすぐには仕事に復帰できないこともあるでしょう。
仕事ができないとなると経済面で不安が残りますよね。就業不能保障の特約を付けておけば、働けない状態が続いても毎月給付金を受け取れるので、生活費を気にせず治療に専念できるでしょう。
先進医療が保障対象になっているとより安心
先進医療とは、厚生労働大臣が認めた高度医療技術です。がん治療の分野で有名な先進医療に「陽子線治療」や「重粒子線治療」などがあります。
女性向けがん保険の中には、先進医療が保障対象になっていないものもあります。万が一女性特有のがんを発症しても高額な先進医療を受けられるように、先進医療が保障対象になっている保険を選ぶことをおすすめします。
女性向けがん保険で万が一に備えよう
女性特有のがんを発症すると入院や手術に高額な費用がかかります。突然がんを発症しても金銭的な不安を抱えなくていいように、女性向けがん保険に加入することをおすすめします。
商品によって保障対象や保障範囲に違いがあるので、しっかり考えて最適な保険を選びましょう。
【参照】国立がん研究センター がん情報サービス「最新がん統計・年齢階級別罹患率(全国推計値)2015年」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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