はじめての資産運用。1つだけ買うとしたらどの商品?
ファイナンシャルフィールド / 2020年9月30日 10時30分
投資初心者の方の場合、多くの金融商品の中から自分に合う投資先を見つけるのはなかなか難しいですね。まずは、どの商品からチャレンジしたらよいのでしょうか。
今回は、投資初心者の方がチェックしておきたいインデックス投資信託や、具体的なおすすめ商品を紹介します。
The post はじめての資産運用。1つだけ買うとしたらどの商品? first appeared on ファイナンシャルフィールド.
まずはインデックス投資信託
初めて投資に挑戦する場合、選ぶべき商品のカテゴリーは「インデックス投資信託」が基本です。インデックス投資信託とは、さまざまな経済の指標と同じような値動きをする商品で、以下のような特徴があります。
1.商品の仕組みが分かりやすい
2.分散投資ができる
3.信託報酬や買付手数料が安い
投資でもうかった利益を非課税とすることができる「つみたてNISA」を利用する場合、あらかじめ国が定めた基準を満たした商品の中から投資するものを選ぶことになります。そして、つみたてNISAでラインアップされている商品のほとんどが、インデックス投資信託です。投資初心者の方の場合、まずインデックス投資信託からスタートしましょう。
日本だけに投資をするのか、世界にも投資をするのか
ただし、インデックス投資信託だけでも、投資先の国や業種などにより種類が豊富です。そこでインデックス投資の中から、どんな種類を選んでいけばよいのかを確認していきましょう。
まずは、日本国内を中心に投資し、海外には投資をしたくないという方の場合、TOPIXや日経平均株価などの国内株式インデックスを選びましょう。純資産が高く、流動性もあり、安心して安定的な運用を行うことができると考えられます。
海外の国にも投資がしたい場合は、海外のインデックスファンドを検討してみましょう。例えば、アメリカのインデックスであるS&P200やダウ平均株価などは、有名なインデックス投資信託の1つです。
日本のインデックスファンドと、海外のインデックスファンドを半分ずつ購入して、投資する国を分けることで、さらに分散効果を高めるという方法もあります。
おすすめのインデックス投資信託
日本、そして海外の国にバランスよく分散投資をしたいという方は、「全世界株式インデックスファンド」と呼ばれる商品もおすすめです。これは、日本やアメリカなどの先進国、ブラジルなどの新興国に投資をする商品です。
面倒な手続きをせず、NISA口座で1商品だけに投資をしたい場合、地域均等型の全世界株式インデックスファンドを購入すると、日本、先進国、新興国に自動的にバランスよく分散投資をすることが可能です。
例えば、三菱UFJ国際投信が運用している「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」は、日本、先進国、新興国のバランスがよく、自動的に3分の1ずつに投資できます。また、同じく三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という商品は、先進国に88%、新興国に12%投資し、日本への投資比率は7.5%となっています(2020年3月末現在)。
日本と世界の国に投資している「全世界株式インデックスファンド」については、自分が重要視したい国の投資比率が高いインデックスファンドを選ぶようにしましょう。
いかがだったでしょうか。数ある投資信託の中から自分にぴったりの商品を選ぶのは、少し面倒だと感じる方もいるかもしれませんが、まずは基本となるインデックス投資信託を購入すれば、比較的安定して運用を続けることができるでしょう。今回ご紹介した内容を参考にしながら、さまざまなインデックス商品を比較してみましょう。
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
関連記事
初めての資産運用。どんなことに注意して、何から始めればいい?
初めての資産運用。窓口や金融機関はどう選べばいい?
初めての投資信託 交付目論見書を読むポイント
The post はじめての資産運用。1つだけ買うとしたらどの商品? first appeared on ファイナンシャルフィールド.
この記事に関連するニュース
-
米国株式ファンドの人気が衰えない納得の理由…特におすすめな銘柄3選【登録者数70万人超・メガバンク出身の資産運用YouTuberが伝授】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月19日 9時15分
-
約35年間、ずっと右肩上がり!?…〈新NISA〉で選ぶべき「低コストの人気ファンド」3選【メガバンク出身の人気YouTuberが“ズバリ”発表】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月13日 7時15分
-
5年前に「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に投資していたら、今いくら?
Finasee / 2024年9月10日 13時0分
-
人気ファンドでNISAを始めた方にこそ知ってほしい、株価の乱高下に動じないための備えとは
MONEYPLUS / 2024年8月27日 7時30分
-
37歳・資産2000万円「長期・積立・分散の王道に勝るものはない」と語る公務員男性の投資方法とは?
オールアバウト / 2024年8月25日 12時20分
ランキング
-
1「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
-
2有料会員100万人「radiko」のビジネス的伸びしろ 広告ビジネスと新規ビジネスの尖兵として
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 10時30分
-
3なぜ、「パン屋さん」みたいなセブンが増えているのか できたてのカレーパン、ドーナツ、メロンパンを強化する背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月23日 6時15分
-
4「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
5スーツの青山、らしくない「モード服」に本気の理由 外部人材を起用、新ブランドでイメージ大刷新
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください