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勉強がデキる子ほど勉強を楽しんでいる!子どもの学習費の平均金額は?

ファイナンシャルフィールド / 2020年10月10日 0時0分

勉強がデキる子ほど勉強を楽しんでいる!子どもの学習費の平均金額は?

「子どもが勉強嫌い」「宿題をなかなかやらない」という悩みは、親であれば誰しも一度は抱くものなのではないでしょうか。
勉強がデキる子は、いったいどのような勉強法をしているのか。気になりますよね。
 
そこで今回は、子どもの学習費用の平均金額や、子どもの勉強に対する意識などをチェックしてみましょう。

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幼稚園から高校まで、学習費の平均金額は

文部科学省が発表した「平成30年度子供の学習費調査の結果について」(※1)によると、幼稚園から高校までの学習費総額(保護者が支出した1年間・子供一人当たりの学習費総額)は以下のとおり。
 
【学校種別の学習費総額(平成30年度)】
<幼稚園>
・公立  22万3647円
・私立  52万7916円
 
<小学校>
・公立  32万1281円
・私立 159万8691円
 
<中学校>
・公立  48万8397円
・私立 140万6433円
 
<高等学校(全日制)>
・公立  45万7380円
・私立  96万9911円
 
公立では、幼稚園から中学まで上がるごとに学習費が増えていることがわかります。私立では、小学校と中学において圧倒的にお金がかかるということがわかります。
 
高校に関しては、公立・私立ともに中学よりは落ち着きを見せるようです。それにしても、こうやってまとめて金額を見ると、子どもの学習については本当にお金がかかるということを実感しますね。
 

勉強がデキる子ほど、勉強を楽しいと感じている!

これだけ高い学習費をかけているとなると、やはりわが子にしっかり勉強してもらいたいと思うのが親というもの。テストでもなるべく良い点をとってほしいと考えてしまうものですよね。
 
成績がいい子とそうでない子の違いは、勉強法にも現れているのでしょうか。
東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセが発表した、高校生に対する学習状況や課題への向き合い方などについてのアンケート結果(※2)を見てみます。
 
まずは、勉強に対してどう感じているか、3科目の合計得点を高い順に1から5のグループに分けて回答を募った結果を見てみましょう。
 
【あなたの勉強に対する感じ方として最も近い項目を一つ選んでください】
<得点1グループ>
1位:楽しいが、苦痛なときもある 62.0%
2位:楽しいとも楽しくないともいえない 18.8%
3位:とても楽しく、どんどん学びたい 9.6%
4位:楽しくなく、できればやりたくない 8.4%
5位:とても苦痛で、やりたくない 1.1%
 
<得点5グループ>
1位:楽しいが、苦痛なときもある 43.6%
2位:楽しいとも楽しくないともいえない 30.5%
3位:楽しくなく、できればやりたくない 20.0%
4位:とても楽しく、どんどん学びたい 3.2%
5位:とても苦痛で、やりたくない 2.8%
 
途中のグループは割愛しましたが、ポジティブな回答については得点が高いグループほど割合が増えており、逆にネガティブな回答については、得点が低いグループほど割合が増えているということがわかりました。
 
がんばっても点数に反映されないと、つまらなくて苦痛に感じるのは当然のこと。
この悪循環を断ち切るためには、テストの結果だけでなく普段のがんばりを評価することでモチベーションを下げないようにすることが必須ということになりそうです。
 

勉強がデキる子ほど、要領よく勉強をこなしている!

では次に、勉強の計画の立て方について見てみましょう。
 
【どのように計画を立てて勉強していますか】
<得点1グループ>
1位:計画を立てるが、進め方がうまくいかず、当初やろうとしていた学習量を達成できない 46.7%
2位:計画を立て、うまくいかない部分は修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる 27.3%
3位:計画は立てない 18.8%
4位:計画を立てたいが方法がわからない 7.1%
 
<得点5グループ>
1位:計画を立てるが、進め方がうまくいかず、当初やろうとしていた学習量を達成できない 57.9%
2位:計画を立てたいが方法がわからない 15.7%
3位:計画は立てない 15.0%
4位:計画を立て、うまくいかない部分は修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる 11.4%
 
途中のグループは割愛しましたが、得点が高いグループほど「計画を立て、うまくいかない部分は修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる」という回答の割合が高く、いっぽうで「計画を立てたいが方法がわからない」という回答については、得点が低いグループほど割合が増えています。
 
また、具体的な勉強の仕方については以下のようになりました。
 
【学習する範囲が広いとき、どのように勉強しますか】
<得点1グループ>
1位:全体を通してどこが重要なのかを考え、時間のかけ方を調整して勉強する 38.9%
2位:広く浅くでもよいので何周も繰り返し、範囲の全体像をつかむ 29.1%
3位:最初から順番に勉強し、全範囲を1周できるようにする 28.0%
4位:どこが出題されるかわからないので、あきらめる 3.9%
 
<得点5グループ>
1位:全体を通してどこが重要なのかを考え、時間のかけ方を調整して勉強する 32.4%
2位:広く浅くでもよいので何周も繰り返し、範囲の全体像をつかむ 31.4%
3位:最初から順番に勉強し、全範囲を1周できるようにする 30.8%
4位:どこが出題されるかわからないので、あきらめる 5.5%
 
要領のいい勉強の仕方をしている割合は、得点の高いグループと低いグループで6.5ポイントほど差ができています。 上記2つのアンケート結果を見る限りだと、得点の高い子ほど計画を立て、時間を有効に活用し要領よく勉強をこなしているということになります。
 
成績が伸び悩んでいるお子さんがいる場合、まずは勉強の計画の立て方や時間のかけ方などを一緒に見直してみることが、成績アップ&モチベーションアップのきっかけになるかもしれませんね。
 
[出典]
※1 文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」(令和元年12月18日)
※2 株式会社ナガセ「【東進調査】 成績上位者の学習の特徴は『勉強を楽しむ』『計画を立てる』『優先づけをする』」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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