カレーを作る男性が増えている?カレールーへの年間支出金額はいくら?
ファイナンシャルフィールド / 2020年10月19日 10時0分
コロナ禍で外食する機会が減り、自炊することが増えました。休日には、パンを焼いたり、家族で餃子を作ったりと、以前より手間をかけた料理をするようになった家庭も多いでしょう。そんな中、調味料を買う人が増えており、とりわけ香辛料が売れているそうです。
CCCマーケティング株式会社(東京都渋谷区)が発表した、「コロナ禍における香辛料の購入状況」(※1)から、実際に香辛料が売れているのか、どんな香辛料が人気なのかなどを見ていきましょう。
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今年は乾麺、野菜缶詰といった保存食のほか、調味料、香辛料が売れている
まず、2020年3月から8月における、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで購入可能な食材や調味料における前年同月比の購入者数と、一人あたり購入点数の前年同月比を見てみましょう。
前年同月比が高い、すなわち今年買う人が増えた食品の1位は、3月、4月では「乾麺」、5月以降は「野菜缶詰」でした。外出自粛を受け、買い物の頻度を減らすため、今年は保存のきく食品を買う人が多かったようです。
2位については、3月、4月は「野菜缶詰」ですが、5月以降は7月の「ソース」を除き、「香辛料」がランクインしました。これ以外にも「味噌」「つゆ」などの調味料が上位に入りました。
一人あたりの購入点数が昨年より増えた食品を見ると、トップは「牛乳」「米」「乾麺」で占められていますが、こちらも「香辛料」が上位にランクインしました。外出自粛でおうち時間が長引き、自炊をする人が増えました。
時間がたくさんあるので、手間のかかる料理を作ったこともあったことでしょう。これに伴い、調味料の需要が高まり、「香辛料」を買う人も増えたようです。
香辛料のうち、トップは「カレールー」。今年は男性の購入が伸びている
次に、「香辛料」における各食品の2020年8月の購入数のランキング(前年同月比)を見ていきましょう。1位は「カレールー」で、2位「豆板醤」と3位「レモン」に大差をつけました。4位は「タイム」、5位には「カレーパウダー」もランクインするなど、カレーの人気が高いです。
さらに「カレールー」の1000人あたり購入点数は、コロナ感染者数が増え、小中学校の休校が始まった3月以降から大幅に増加しました。8月に至るまで高い水準で推移しています。コロナ禍で「香辛料」の需要が高まりましたが、みんなが大好きで手軽に作れるカレーが人気であったようです。
在宅勤務の昼食などで、すぐに食べられる「レトルトカレー」だけでなく、休日に手間暇かけたカレーを作ろうという人が増えたのではないでしょうか。男性で、肉や具材、スパイスにこだわった自分だけのカレーを作ることが男のロマンだという人もいるかもしれないですね。
一人あたりの購入点数については、1位は「女性40代」2位「女性30代」、3位「女性50代」と、家族のために食事を作る女性がたくさん購入していました。これは予想通りの結果ですね。前年比では、1位「男性30代」、2位「男性40代」となりました。コロナ禍で時間に余裕ができ、自分でカレーを作る男性が増えたことがわかりますね。
年間のカレールーへの支出金額は1427円
そんな、コロナ禍で人気が高まるカレーですが、そもそも、私たちは年間カレールーにいくら使ってきたのでしょうか。総務省統計局の家計調査によると(※2)、2017年から2019 年平均の1世帯あたり品目別年間支出金額によると、カレールーの年間支出金額は1427円でした。
一箱約200円とすると、1ヶ月に一箱買っていないことになります。意外と少ないような気がしますが、先ほどの購入数ランキングを見ると、今年は金額がアップしそうですね。
また、都市別に見るとカレールーの支出金額が最も多いのは「鳥取市」で1856円でした。次いで「新潟市」が1790円、「金沢市」が1653円でした。最下位は「神戸市」で1146円。異国情緒漂う神戸市が最下位なのは少し意外な気がします。
「Go To Eatキャンペーン」で外食の機運が高まってきましたが、しばらく内食の傾向は続くでしょう。だんだん涼しくなってきて、煮込み料理にはよい季節です。たまには具材やスパイスにこだわった自分だけのカレーを作ってみてはいかがでしょう。
[出典]
※1:CCCマーケティング株式会社「コロナ禍における香辛料の購入状況」(株式会社 PR TIMES)
※2:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング 2017年(平成29年)~2019年(令和元年)平均」
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
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