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コロナ禍でボーナス減かも…住宅ローンのボーナス返済、みんなの対策状況は?

ファイナンシャルフィールド / 2020年12月13日 9時30分

コロナ禍でボーナス減かも…住宅ローンのボーナス返済、みんなの対策状況は?

12月はボーナス月の人が多いのではないでしょうか。今年はコロナ禍のため、冬のボーナスが減りそうだ、あるいは減ってしまったという人が多いかもしれません。住宅ローンでボーナス月は返済額を増やしているという人は、ボーナスが突然大幅に減ったり、なくなったりすると困りますよね。
 
株式会社MFS(東京都千代田区)は、「新型コロナウイルスによる、住宅ローンボーナス返済への影響」に関するアンケート調査を、現在住宅ローン返済中の30代から50代の男女に実施しました(※)。コロナ禍は、住宅ローンのボーナス返済に、どの程度影響を与えているのでしょうか。

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34.7%が住宅ローンでボーナス払いをしている

住宅ローンの返済で、ボーナス払いを選択しているかと聞いたところ、34.7%がボーナス払いをしていると回答しました。ボーナス払いでは、ボーナス月に他の月よりも多く住宅ローンを返済することで、月々の支払額を減らすことができます。
 
しかし、勤務先の業績悪化などでボーナスが減ると、ボーナス月の住宅ローンの支払いが家計にとって大きな負担となる場合があります。そのリスクを見据えて、予備の資金を用意しておいた方がいいですね。
 

冬のボーナスが減りそうな業種は? 業種によっては6割減もしくはゼロ?

新型コロナウイルスの影響で、この冬のボーナスは減ると予想した人が多い業種は、1位は「公務員」で56.5%でした。国家公務員のボーナスが10年ぶりに引き下げられることが改正給与法で成立しており、ボーナスが下がると予想している人が多いのでしょう。
 
2位は「医療・介護」が48.8%でした。以下、「製造業」(47.0%)、「サービス業」(45.7%)が続きました。製造業はともかく、サービス業は外出自粛で旅行代理店やレジャーなどが大きな打撃を受けましたね。
 
逆に、冬のボーナスが減ると予想した人が少ないのは、「金融・保険業」(12.5%)、「教育関連業」(14.3%)、「建設業」(15.9%)など、新型コロナウイルスの影響が少ない業種でした。
 
また、新型コロナウイルスの影響で、冬のボーナスが昨年比で「6割以上減/なくなる」と回答したのは「不動産業」が21.4%で1位、2位は「サービス業」(15.7%)、3位は「飲食業」(11.1%)でした。不動産業は、コロナ禍で新築マンションが売れなかったり、賃貸で入居している企業やお店が業績不振で退去したりといったことで、業績に影響がありそうです。
 
新型コロナウイルスの影響で、昨年より冬のボーナスが減ると予想している人を年代別に見ると、「減ると予想」している人の割合は、30代で46.2%、40代で37.4%、50代で27.2%と、若い人ほど多い結果に。
 

住宅ローンのボーナス払いの対策、若い人ほど早くから対策を実施

住宅ローンのボーナス払いを選択している人に、新型コロナウイルスの状況を受けて、ボーナス払いについて対策を検討・実行したことはあるかと聞いたところ、30代では6月時に45.7%が、11月時には40.4%に対策を検討・実行していることがわかりました。
 
40代では6月に13.4%、11月に18.9%が、50代では6月に6.7%、11月には12.9%が対策を検討・実行しており、いずれも対策している人が増えました。
 
長引くコロナ禍と、企業の業績悪化に、冬のボーナスが減りそうだといよいよ危機感を持ったのではないかと思われます。「対策を検討・実行した」と回答した人で、多かった対策は「借り入れ先の金融機関への相談」(43.3%)、「他金融機関への借り換え」(32.8%)でした。
 
ボーナス払いを選択したことを後悔しているかと聞いたところ、「後悔している」が13.2%となりました。年代別に見ると、30代では後悔していると答えた人が6月の28.4%から11月には15.4%と減少しました。前述のように早いタイミングで対策をした人が多かったのでしょう。
 
一方で、40代、50代では6月から11月にかけて、後悔していると答えた人がそれぞれ7.2%、4.6%増加しました。40代、50代では今になってボーナス減額の恐れがあることに気づいたようです。
 
なお、ボーナス払いを選んだ理由で最も多かったのは「毎月の返済額を減らしたかったから」(54.5%)で、次いで「定年までに住宅ローンを返済したかったから」(31.1%)となりました。
 

住宅ローン返済が毎月の負担になっている人について11月は6月調査より10%減。すでに対策済み?

新型コロナウイルスの影響で、毎月の住宅ローン返済が家計の負担になっているかと聞いたところ、「とても負担になっている」(24.0%)、「少し負担になっている」(33.5%)と、合わせて57.5%が負担になっていると回答しました。
 
6月時点では返済を負担に感じるという人は67.5%だったため、11月時点で10%減少していることがわかりました。金融機関への住宅ローン相談や借り換えを行ったことで、対策済みの方が増加したことが理由と考えられます。
 
今後、ボーナスが大きく下がる可能性があり、住宅ローン返済に不安がある場合、まずは借り換えで住宅ローンの返済額の削減をした方がいいかもしれませんね。
 
[出典]※株式会社MFS「新型コロナウイルスによる、住宅ローンボーナス返済への影響に関するアンケート調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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