片づけの美学88 エクステリアの片づけは真冬直前がおすすめ
ファイナンシャルフィールド / 2020年12月16日 12時10分
![片づけの美学88 エクステリアの片づけは真冬直前がおすすめ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_93683_0-small.jpg)
家を外から眺めることはありますか? 外壁や床タイルの汚れや花壇の枯れた草木、泥汚れやコケなど、築年数がたつほどに気になってくる汚れやくたびれがあるものです。
そして、案外忘れがちですが、ドアや表札、玄関インターフォンの機械部分なども来客の目につきやすく、「汚れているな」と思われてしまう部分でもあります。
実は、家の外側のお片づけに一番適している季節は真冬直前。その理由と、簡単できれいに見えるお掃除ポイントをご紹介します。
真冬直前がおすすめな理由 (1)花粉も落ち葉も終わった後だから
11月下旬ともなれば、秋の花粉が落ち着き、さらに落葉樹の葉っぱもすべて落ちきるころ。たとえ自宅に樹木がなくても、花粉も落ち葉も風に乗ってどこからともなくやってくるものです。きれいにお掃除した直後に花粉や落ち葉がたまっていると、悲しいですもんね。
特に落ち葉の場合、乾燥した葉を踏むと転倒の恐れや、踏みつけて葉が粉々に砕け、掃除が余計大変になる可能性もあります。花粉・落ち葉が落ち着いた後、「取りきる」というお掃除をすることで、スッキリきれいになります。
真冬直前がおすすめな理由 (2)寒すぎなくて、紫外線も弱い
外でのお掃除作業の場合、お天気や気温が作業の進み具合に大きな影響を与えます。
気温が高すぎると熱中症の心配や、汗もたくさん出て疲れます。作業も思うように進まないと悪循環です。そして、手がかじかむほど寒いのもつらい。ついエクステリア掃除を後回しにしてしまいがちです。
気温だけでなく、紫外線が強いと対策のための帽子や長袖を着こむのも手間ですね。その点、冬なら紫外線も弱いので、軽いケアだけで外に出られます。寒さが本格化する前に、家の周りをぐるっと回って汚れの気になるところをチェックしましょう。
真冬直前がおすすめな理由 (3)飾り付けを楽しむシーズン
冬は、クリスマス・お正月など、季節を感じる飾り付けが楽しい季節ですよね。飾り付けで彩るなら、家の周りが片づいていたほうが、見栄えもよくなります。
季節を楽しんでいる家は、明るい雰囲気が周りにも伝わるような気がしませんか? まずは玄関の外に季節を感じる飾りを1つ掛けてみてはいかがでしょう。
簡単な片づけで、印象ガラリ
メリットが分かっても、エクステリアの掃除に余裕がない場合、ポイントを押さえて、短時間での掃除をしてみませんか。簡単な片づけでも、印象がガラリと変わりますよ。
簡単な片づけポイント (1)ゴミ・ホコリを拾う
周辺を見まわし、ゴミを探してみましょう。落ち葉やゴミはもちろん、保管しているモノもすでにゴミの可能性も。日常置かれているモノを疑いの目で見てみると、案外この場所になくてもいいモノを発見することもあります。
例えば、空っぽの植木鉢やほうき、捨てる前のゴミ袋、ゴミ箱。家の裏側や玄関の死角に置くだけで、スッキリした印象になることもあります。そして、隅にたまっている「わたホコリ」。掃き掃除をすることで、ホコリ・砂・ゴミを一掃しましょう。
簡単な片づけポイント (2)歯ブラシ1本で
表札や玄関照明、ポストなど来客にも目につきやすい高さのモノだけでも掃除してみましょう。水にぬらした歯ブラシでホコリや汚れを落とすだけで、ずいぶんスッキリします。目の高さの場所を中心に汚れを落とすと、短時間でもきれいになったなと実感できるはずです。
簡単な片づけポイント (3)目地
玄関まわりにタイル敷きの場所があるなら、目地だけでもこすり掃除をしてみましょう。目地には砂・ホコリだけでなく、コケの汚れがついている場合もあります。少し掃除するだけで白い目地が復活することがあるので、試してみる価値はあると思います。デッキブラシが効果的な場合もあれば、歯ブラシのほうが汚れを取りやすい場合もあります。
簡単な片づけポイント (4)大きな草だけでも抜く
雑草がたくさん生えている場合、全部を除草するのは大仕事です。時間もかかるし、体への負担も大きい。それならば、大きくて目立つ草だけをとりあえず抜いてみませんか。大きな存在がなくなるだけで、ぐっと印象が改善すると思います。
当たり前を疑う
今の状態に慣れていると、家の外観は特に気にならないかもしれません。でも、来客は同じ印象を持たない可能性が大です。当たり前を疑う気持ちで、家を眺めると、改善したいポイントが見つかるかもしれません。
本格的に寒くなって、外作業がつらくなる前に、自宅を外からスッキリさせてみませんか。
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表
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