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住宅ローンの審査と年収の関係性

ファイナンシャルフィールド / 2020年12月18日 3時20分

住宅ローンの審査と年収の関係性

住宅ローンの審査の基準となるのは年収です。経済力の指標でもある年収は住宅ローンの審査と密接な関係にありますが、住宅ローンの審査は年収以外の面も併せてチェックされます。
 
そこで今回は住宅ローンの審査と年収、さらには年収以外のどのような点がチェックされるのかなど、細かい点をリサーチしてみました。

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年収だけじゃない住宅ローンの審査のポイント

 
住宅ローンの審査の際、分かりやすい基準となるのが年収です。返済能力は年収にある程度比例しますので、住宅ローンを審査する側としても無視することはありません。
 
しかし、決して年収だけで判断している訳でもありません。ちまたでは「年収の何倍まで借りられる」といった情報もありますが、年収以外にどのような点が審査の対象となるのかについて見てみましょう。
 

勤務年数や会社規模、家族構成などトータルで審査される

 
年収以外にも勤務している会社の規模、勤続年数など経済力を示すものがあり、それらも住宅ローンの審査対象となります。これらによって安定性が見えてきますし、家族構成によって出費が異なりますので審査に影響が出ます。
 
そのため、年収が高いものの、勤続年数が短かったり、会社の規模が小さかったりすると住宅ローンの審査に落ちてしまうケースも珍しくありません。年収を含め、経済力に関する部分がトータルで審査されると覚えておきましょう。
 

他社からの借り入れの有無も関係がある

 
他社からの借り入れの有無も審査対象です。他社からの借り入れがある場合、その返済と住宅ローンの二つの返済に追われることになります。経済的に余裕があるなら審査に通過するかもしれませんが、住宅ローン以外の借入金額が大きな足かせとなる可能性は高いです。
 
そのため、住宅ローンの審査に通過したいのであれば、できる限り他社からの借入金額がない状態にしておくことが望ましいです。
 

借入希望額と年収のバランス

 
借入希望額と住宅ローン申込者の収入や属性のバランスも重要です。例えば借入希望額に対し年収があまりにも低すぎる場合、審査に通過する可能性は低いでしょう。住宅ローンは35年で組むことが多いので、年収×35年が住宅ローン申込者の35年の賃金になります。その中でどれだけ返済に回せるのかなど、バランスも見ています。
 

年齢も関係する

 
年齢もまた、年収同様大きな査定ポイントです。一般的な住宅ローンは35年が最長となっており、わが国の雇用制度は65歳が定年です。そのため、30歳でローンを組むと65歳で返済終了となり、これであれば給与所得を受け取っている間に住宅ローンを完済できます。
 
しかし、40歳で住宅ローンを組む場合、75歳まで返済を続けることになります。実際には繰り上げ返済等を活用し定年前までに完済する人が多いのですが、定年で現役を退いた後は所得の減少が見込まれるだけに、申込時の年齢も一つの目安となります。
 

年収が低いけど住宅ローンの審査に通りやすい属性

 
住宅ローンの審査は年収だけではなく、さまざまな点が審査されます。そのため、年収が低いものの、審査に通るケースもあります。その場合の条件等を見てみましょう。
 

公務員

 
公務員は倒産リスクがないことから、民間よりも安定性があります。国・行政に勤めていますので、倒産する可能性が極めて低く、年功序列型の給与スタイルなので年齢と共にお給料が増えます。そのため、住宅ローンを審査する側は、「今の年収が低くともいずれ上がる」「安定しているから大丈夫」と判断しますので、審査に通りやすい傾向にあります。
 

大企業や歴史ある企業勤務

 
歴史のある企業や一部上場企業に勤務している場合、企業体力に優れていますので審査に通りやすいです。年収がさほど高くはないとしても、公務員同様に倒産リスクが低いことから、住宅ローンも継続して支払えると判断されやすいのです。
 

医者や弁護士

 
医者や弁護士もさまざまではありますが、高所得者層になりやすい傾向が多く、住宅ローンの審査に通りやすいです。ただし、決して無条件で審査に通るわけではありません。
 

年収が高いけど住宅ローンの審査に通りにくい属性

 
年収が低いものの住宅ローンの審査に通りやすい属性もあれば、逆に年収が高いものの、審査に通りにくい属性もありますのでそちらも覚えておきましょう。
 

勤続年数が短い会社員

 
勤続年数が短い場合、安定性の面で不安視されます。そのため、転職したばかりの場合、勤続年数が短くなってしまうので年収が高くとも、審査においてはマイナスに影響してしまいます。
 

自営業・フリーランス

 
自営業者やフリーランスの場合、年収が高くとも安定性ではどうしても会社員に劣ります。会社員の場合、在籍している限りは給料を手にできますが、自営業者やフリーランスの場合、必ずしも毎年その収入になるとは限りません。年収が前年度よりも減少する可能性もありますので、安定性が疑問視され、審査に通りにくくなってしまいます。
 

借金やローンを抱えている

 
高い年収を誇っても、年収に見合わない高額な借金やローンを抱えている場合、住宅ローンの審査に通りにくいです。いくら高年収でも借金額が多く、給料の多くを返済に回しているような状況では、住宅ローンの審査に通る可能性は低いでしょう。
 

住宅ローンの審査のポイントを覚えておこう

 
住宅ローンの審査では年収が重要ではありますが、年収だけで判断されるわけではありません。年収以外にも、職業、勤務年数、家族構成などが審査されます。特に職業に関しては安定性に直結するだけに、審査の際には大きなポイントとなっています。これらの点は住宅ローンの審査を受ける際、覚えておくとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
 

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