“独身貴族”って本当にいる? 独身500名に聞いた、毎月自由に使える金額とは
ファイナンシャルフィールド / 2021年1月15日 3時0分
自分のためだけにお金を使える独身の人のことを“独身貴族”と呼ぶこともあります。一般的な独身の人たちは、本当に自分のためだけに毎月自由にお金を使っているのでしょうか。
今回は、株式会社タンタカが発表した、独身のお金に関するアンケート調査の結果(※)をひもといてみましょう。
独身の人たちの月収や雇用形態は?
この調査は、独身の男女500名を対象におこなったもの。まずは気になる雇用形態をチェックしてみましょう。
【あなたの職業(雇用形態)は?】
1位:正社員 36.6%
2位:パート・アルバイト 18.4%
3位:学生・無職・その他 16.8%
4位:個人事業主(フリーランス含む) 16.2%
5位:契約社員 7.2%
もっとも多かったのは、4割弱の正社員でした。この調査対象の年齢層は「20歳未満 0.6%(3人)」「20代 25.6%(128人)」「30代 41.6%(208人)」「40代 23.0%(115人)」「50代 7.8%(39人)」「60代 1.4%(7人)」とのことで、ボリュームゾーンである20代から40代の人たちに正社員が多いということにもなりそうです。
では、独身のみなさんの月収はずばりどの程度なのでしょうか。
【あなたの月収はいくらですか?】
1位:10万円~20万円未満 32.4%
2位:20万円~30万円未満 25.2%
3位:5万円~10万円未満 9.8%
4位:30万円~40万円未満 8.8%
5位:1円~1万円未満 5.8%
6位:3万円~5万円未満 5.0%
7位:1万円~3万円未満 5.0%
6割近くの人が、10万円から30万円未満の月収ということがわかります。30万円以上の人は13.4%、1円から30万円未満の人は83.2%、0円の人は3.4%という結果になりました。
思ったよりも“貴族”っぽさが感じられない印象ですが、自由に使えるお金はどのようになっているのでしょうか。
独身の人たちが毎月自由に使えるお金とその用途
では、独身の人たちが毎月自由に使えるお金について見ていきましょう。
【月々の「自由に使えるお金」はいくらですか?】
1位:1万円~3万円未満 32.0%
2位:1円~1万円未満 24.2%
3位:3万円~5万円未満 20.8%
4位:5万円~10万円未満 16.2%
5位:10万円~15万円未満 3.0%
半数以上の人が、月に自由に使えるお金は1円~3万円未満と回答しています。月のお小遣いとしては妥当な金額かもしれませんね。3万円以上10万円未満という人は、全体の37%。10万円以上使える人は6%。逆に0円という人は0.8%という結果になりました。
自由に使えるお金が多いというと、やはり10万円以上を想像する方が多いかもしれません。そうなると、意外に“独身貴族”と呼ばれる人は少ないのかもしれませんね。
では、どのような用途でお金を使っているのでしょうか。
【自由に使えるお金の使い道はなんですか?(複数回答)】
1位:趣味・旅行・レジャー 20.8%
2位:外食・飲み代 19.0%
3位:衣類・小物・アクセサリー 15.2%
4位:コスメ・化粧品 11.5%
5位:書籍・雑誌 10.2%
6位:音楽・映画鑑賞 7.2%
7位:美容院・エステ 6.5%
8位:投資 3.0%
およそ5人に1人は、自由に使えるお金を「趣味・旅行・レジャー」「外食・飲み代」に使っていることがわかります。その次が、ファッション関連の15.2%。「コスメ・化粧品」については女性の回答が多いかもしれませんが、それでも11%を超えています。
自由に使えるお金を投資にあててさらに増やそうと考えている人は、全体の3%と少数派。実は10位には「ギャンブル」(2.7%)という回答もありました。
趣味や旅行、外食や飲み代にお金を使い、自由を謳歌する独身の方が多いということでしょうか。
毎月自由に使いたい理想の金額とは
独身のみなさんは、今のお金事情に満足しているのでしょうか。最後に、現在の満足度や自由に使える理想の金額を見てみましょう。
【自由に使えるお金の金額に満足していますか?】
・満足 4.6%
・やや満足 12.2%
・どちらでもない 20.4%
・やや不満 35.6%
・不満 27.2%
この回答を見ると、現状に満足している人は16.8%、不満をいだいている人は62.8%ということがわかります。不満という人のほうが圧倒的に多いですね。
では、自由に使えるお金がいくらあれば理想的なのでしょうか。
【自由に使えるお金の「理想の金額(月々)」はいくらですか?】
1位:5万円~10万円未満 33.0%
2位:3万円~5万円未満 26.6%
3位:10万円~15万円未満 17.4%
4位:1万円~3万円未満 9.0%
5位:15万円~20万円未満 5.0%
TOP5は上記のとおり。自由に使えるお金はいくらあっても構わないと思う人も多そうですが、みなさん意外に現実的なようです。半数以上の人が、3万円から10万円未満と回答。10万円以上30万円未満と回答した人は、26.4%。50万円以上は3.8%でした。
一方で3万円未満と回答した人も10%ほどいることから、決して高望みをしている人ばかりではないということもわかります。
自由に使えるお金が増えれば、心にもゆとりが生まれ、日々の生活にハリが出ることも。お金だけでなく心のゆとりも持ち合わせている人こそが、“独身貴族”なのかもしれませんね。
[出典]
※株式会社タンタカ「【独身の方500名に調査】毎月自由に使えるお金はいくら?理想の金額は?」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
関連記事
年収1000万円を超える人は、日本にどれくらいいる?
生活保護を受けられる主要4つの条件とは
1万円チャージした「Suica」をなくしてしまった・・それでも残額が保護される裏技
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ディーゼル」のデニムを履いている若者を街中でよく見かけます。ファッションにお金をかける人が多いのか、収入が多いのかどちらなの?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月16日 2時10分
-
毎月自由に使えるお金が「2万円未満」の20代・30代の割合は?【1000人調査】
マイナビニュース / 2024年8月30日 10時29分
-
手取り23万円・33歳「元エリート候補のサラリーマン」が借金苦…月2万円「奨学金返済」に悲鳴「甘くみていました」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月27日 10時15分
-
SMBCコンシューマーファイナンス調べ 「推し活をしている」10代の45.2%、女性では61.8% ひと月あたりの推し活消費額 推し活をしている人の平均は5,973円
PR TIMES / 2024年8月25日 23時40分
-
SMBCコンシューマーファイナンス調べ 「預貯金をしている」高校生は47.3%、預貯金額の平均は前回調査から74,101円増加し240,140円 「預貯金をしている」大学生等は57.5%、預貯金額の平均は前回調査から34,107円増加し324,508円
@Press / 2024年8月22日 15時30分
ランキング
-
16時間睡眠を続けた人の脳は「ワインを2~3杯飲んだ状態」と同じ…「昼休みも仕事する人は危険」といえる理由
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 10時15分
-
2「令和のコメ騒動」不足解消でも楽観できない事情 人口減少社会で「農地改革」が進まない本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 8時0分
-
3バフェットの次を行く投資術 長年の積み重ねで業態転換成功の「富士フイルムHD」急速な時代の変化への対応は「お手本」 かつて「世界の巨人」コダックは破綻も
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5夫の死後「積年の恨み」晴らす「死後離婚」驚く実態 義理の家族と「完全に縁を断ち切る」方法は?
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください