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住宅ローンは公務員だと有利?その理由や通らない場合の理由を解説

ファイナンシャルフィールド / 2021年2月26日 23時10分

住宅ローンは公務員だと有利?その理由や通らない場合の理由を解説

住宅ローンを組むとき、公務員だと有利になりやすいって知ってましたか?公務員であれば早めに持ち家を持つことも可能かもしれません。ただ、公務員であっても条件によっては審査に通らないこともあります。
 
今回は、公務員が住宅ローンに通りやすい理由や通らない理由について解説します。

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公務員が住宅ローンに通りやすい理由は?

公務員であれば住宅ローンが通りやすいです。では、なぜ公務員だと住宅ローンが通りやすいのでしょうか。

 

失業リスクが低いため

公務員は自主退社をしない限り定年まで働き続けることができます。そのため、リストラがなく、安定した収入を得ることが可能です。犯罪や何か重大なミスを犯した場合は退職もあり得ますが、そうでなければ基本的に定年まで働くことができることから、安定した職業だといえるでしょう。
 
さらに公務員であれば育児や介護などで休職しても公務員としての身分は保証されます。よほどのことがない限りリストラされたり解雇されたりといったことはないので、公務員として働いている間に住宅ローンなどを組んでおくと安心です。

 

景気に左右されにくいため

公務員の給料は民間の給料水準で定められています。ただし、民間の給料やボーナスが落ち込むと必然的に公務員のボーナスも減ってしまうことはあります。それでも一定の水準を保っているので、景気にそこまで左右されにくいです。

 

一括返済も可能なため

公務員は退職金がきちんと出ます。民間企業は場合によっては退職金が出ないところがありますが、公務員はその心配がありません。定年までしっかりと働けばきちんともらえますので、その退職金を使って一括返済することも可能です。これらの理由から公務員は住宅ローンが通りやすいといわれています。

 

公務員でも住宅ローンが通らない場合がある?

安定した収入を得られる公務員ですが、条件によっては住宅ローンの審査に通らない場合があります。その理由はなんでしょうか。

 

日々の支払いの延滞

借金の遅延があると、安定した収入の公務員であっても住宅ローンが通らない可能性があります。住宅ローンも借金ですので、現在抱えている借金が返せていないのであれば返済能力に対する信頼度が低いからです。
 
何度もカードローンを延滞していたり、いわゆるブラックリストに載っていたりすると、審査が通らない可能性があります。日頃からクレジットカードなどの返済を滞っていなければ問題ありませんが、将来的に家を購入したいと考えている人は注意しておきましょう。

 

団体信用生命保険に加入できない

団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンを組むときに多くの金融機関が融資の条件の1つに挙げている生命保険です。団体信用生命保険に加入しておくと、借り主に万が一のことがあった場合に住宅ローンの残債分などを団信から充てる仕組みになっています。
 
生命保険ですので、もちろん条件を満たさないと入れません。以下の条件に当てはまってしまうと公務員であっても住宅ローンは通らない可能性があります。

・3ヶ月以内の治療、もしくは投薬
・3年以内に手術をしている
・2週間以上にわたる治療、投薬
・手足や視力などの機能障害

 
審査を通すために虚偽の告知をしてしまい、後にその内容が発覚した際にはローンが通らなくなる場合がありますので、告知はありのままの内容で行うようにしてください。ただし、これらに当てはまっているからといって絶対に審査に通らないわけではありません。

 

公務員でも借りられるローンって?

どんな住宅ローンも通りやすい公務員ですが、実は公務員向けの住宅ローンがあります。民間ローンも契約可能ですが、公務員に特化した住宅ローン制度があります。どんな住宅ローンなのか解説します。

 

共済住宅ローン

公務員は国家公務員と地方公務員の2つにわけられます。国家公務員の共済組合は、各省庁の共済組合や裁判所共済組合、日本郵政共済組合などです。一方、地方公務員の共済組合には公立学校共済組合、警察共済組合、全国市町村職員共済組合などがあります。
 
共済組合に加入している場合、医療費・結婚資金・学費などを貸し付けできます。もちろん住宅ローンの貸し付けも可能です。全ての公務員に当てはまるかについては組合ごとに違いますので、自分はどこの組合に属しているのかを確認してみましょう。

 

公務員が住宅ローンを選ぶ際のポイント

安定した収入であり、住宅ローンが自由に選びやすい公務員ですが、どんな住宅ローンを組むといいのでしょうか。住宅ローンを組む際のポイントを解説します。

 

低金利にこだわる人は変動金利タイプ

変動金利は半年ごとに金利が見直され、支払う返済額が原則として5年ごとに変わります。現在は一般的に金利が低いといわれており、金利が低いうちに多めに返しておけば後々に金利が上昇してもそこまで支払いに苦労しません。
 
今後金利が変動しても安心して支払える人に向いているのが変動金利タイプです。

 

収入と支出の安定にこだわる人は固定金利タイプ

固定金利の場合、金利を決めた期間は金利が変動しないため月々の支払いも毎月一定額になります。
 
公務員は毎月安定した収入を得られますので、固定金利にしてくと後々安心でしょう。月々の支払額が一定であれば安心できますので、今後教育費などさまざまな費用が予定されている子供がいる人にもおすすめです。

 

公務員であっても住宅ローンの返済には余裕を持って

公務員であっても必ず住宅ローンに通るとは限りません。何かしらの理由で通らない場合もありますし、通ったとしても月々の返済額が多いとその後の返済に苦労する可能性があります。
 
どのような住宅ローンを契約するかによりますが、月々の支払いが安定しているほうがいいので、公務員は変動のない固定金利のほうがおすすめです。もちろん金利が低いうちに一気に返すのも手ですので、じっくりと自分に合った住宅ローンを見つけるようにしましょう。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
 

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