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ヒカキン、最大28億円損失でも余裕? トップYouTuber驚異の懐事情

Finasee / 2023年4月21日 12時0分

ヒカキン、最大28億円損失でも余裕? トップYouTuber驚異の懐事情

Finasee(フィナシー)

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ヒカキン(HIKAKIN)を知らない方はそういないでしょう。YouTubeのチャンネル登録者1900万人(※)を超える日本を代表するトップユーチューバーです。2020年5月にはコロナ支援として医療従事者へ1億円の寄付を行ったことでも話題になりました。

※HikakinTV(1110万人)、HikakinGames(576万人)、HIKAKIN(245万人)、HikakinBlog(61万人)の合計。登録者数は2023年3月末日時点

4月21日はヒカキンの誕生日です。今日は日本におけるユーチューバーのパイオニア、ヒカキンにフォーカスしてみましょう。

日本のトップユーチューバー

ヒカキンは1989年に新潟で生まれました。ユーチューバーとしてのデビューは高校生の頃で、当時はヒューマンビートボックスのパフォーマンス動画を投稿していました。2010年6月にテレビゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のBGMをヒューマンビートボックスで表現した動画(Super Mario Beatbox)が世界的にブレイクし注目を集めます。

その後エアロスミスやアリアナグランデといった世界的セレブとヒューマンビートボックスで共演を果たし、ヒカキンは一躍スターユーチューバーとなりました。

現在ではヒューマンビートボックス以外にもゲームやチャレンジ企画などバラエティー豊かな動画を投稿し多くのファンを獲得しています。近年ではテレビCMにも起用されるなどYouTubeの枠を超えて活躍の場を広げています。

大株主ヒカキンは最大28億円超マイナス! UUUMの先行きは?

ヒカキンはユーチューバーのマネジメントを手掛ける上場企業「UUUM」の大株主です。2018年11月末時点の四半期報告書から45万4770株を持つ株主として名を連ねており、最新の四半期報告書(2022年11月末時点)を確認しても同じ株数で持ち続けていることが確認できます。

UUUMの株価は757円(2023年3月31日終値)。これで計算するとヒカキンはUUUM株式だけでおよそ3.4億円もの資産を持っていると分かります。さすが日本のトップユーチューバーですね。

しかし高値から考えるとUUUM株式は大きく値を下げました。2019年2月に一時6870円を記録しているため、そこから考えると約27.8億円も資産を減らしたことになります。最安値(671円:2022年1月)では実に28.2億円のマイナスです。

これだけ資産が目減りすれば売却を考えそうなものですが、ヒカキンは同じ株数を持ち続けています。やはり成功する方は精神的にもタフなのかもしれません。

もっともヒカキンはUUUMの創業にも携わっており最高顧問も務めています。これらから考えると、ヒカキンが同社株式を保有し続ける理由は単なる利益追求ではないのかもしれません。

UUUMの業績は足元で伸びています。2021年5月期は増収増益を果たし純利益は前期比1.5倍を果たしました。同社には多数の人気ユーチューバーが在籍しており、動画視聴回数に連動したアドセンス収入や企業からの広告収入が主な収益です。

2023年1月に公開された最新の四半期報告書によると、前年同期比で営業利益から純利益まで増益となりました。

決算説明資料によると、UUUMはYouTubeアドセンス収入以外にもクリエイターの獲得や育成、グッズ、チャンネル運営などにも注力しているようです。収益源が広がることで同社の価値はさらに高まるかもしれません。

世界トップレベルのユーチューバーはいくら稼ぐ?

日本のトップユーチューバーはヒカキンで異論はないでしょうが、世界トップレベルのユーチューバーは誰でしょうか?

フォーブスによると、2021年に最も収入を得たユーチューバーはミスタ―ビースト(ジミー・ドナルドソン)となりました。年収は5400万ドル、1ドル=125円とすると1年で約67.5億円もの収入を得たようです。公式チャンネルの登録者数は9360万人(2022年4月15日時点)。まさに規格外のトップユーチューバーです。

ちなみに2位はジェイク・ポールで2021年の年収は4500万ドル(1ドル=125円で約56.3億円)、3位はマークプライヤーで2021年は3800万ドル(同47.5億円)でした。世界クラスのユーチューバーは稼ぐ金額もワールドクラスのようです。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。

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