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大和証券 人気ファンドランキングトップ10(2022年12月第4週)を読み解く!

Finasee / 2023年1月17日 16時0分

大和証券  人気ファンドランキングトップ10(2022年12月第4週)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2022年12月第4週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ・ノーロード 日経225ファンド」の概要

大和証券の12月第4週ランキング1位は、「ダイワ・ノーロード 日経225ファンド」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。11月は1.4%のプラスリターンとなったものの、12月末の基準価額は14,830円と11月末の15,876円に比べて約6.6%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。12月第4週は日経平均株価が大きく下落したので、大和証券でも買いを入れた顧客が多かったと考えられる。今後も株価が下落する局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■ダイワ・ノーロード 日経225ファンド 
基準価額 15,876円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 17億円

<騰落率>
1カ月 1.4%
3カ月 0.3%
6カ月 3.3%
1年    2.2%

※11月末時点

全体を見て:外国株式型ファンドが人気

大和証券では、外国株式型ファンドの人気が高い。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。ただ、11月は-5.0%のマイナスリターンとなり、12月末の基準価額も40,057円と11月末の43,232円から約7.4%下落している。同ファンドは「為替ヘッジなし」なので、円高・ドル安がマイナス要因となっているのだ。2023年も、為替相場の動向に警戒が必要だろう。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 43,232円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 6,890億円

<騰落率>
1カ月  -5.0%
3カ月  -2.4%
6カ月   2.7%
1年    -10.2%

※11月末時点

ここに注目:「インバウンド関連日本株ファンド」が8位にランクイン

「インバウンド関連日本株ファンド」が、8位にランクインしている。同ファンドは、インバウンド需要からの波及効果による成長に着目して銘柄を選定するアクティブファンドである。11月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.ソニーグループ 3.26%
2.三井不動産 3.14%
3.パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 3.08%
4.寿スピリッツ 2.85%
5.西武ホールディングス 2.82%

新型コロナウイルス感染拡大防止の水際対策が緩和され、台湾や韓国などからの旅行客が増えている。今後のインバウンド関連銘柄の動向に注目だ。

■インバウンド関連日本株ファンド
基準価額 13,399円
信託報酬 1.705%(年率・税込)
純資産残高 489.62億円

<騰落率>
1カ月 1.99%
3カ月 2.80%
6カ月 9.26%
1年   10.02%

※11月末時点

山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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