【投資信託 全体】資金流出入額・純資産残高トップ10(2022年12月)を読み解く!
Finasee / 2023年1月28日 16時0分
Finasee(フィナシー)
12月の資金流入額1位は「シティグループ社債/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12」(1205.8億円)
12月の資金流入額1位は、「シティグループ社債/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12」だった。同ファンドはシティグループが発行する円建社債に投資し、設定日から約5年後の満期償還時の償還価額について、元本の確保をめざす。そして、シティグループ社債の利息(固定クーポン)と「マネーマーケット・トレンドVT2指数」の累積収益率によって決まるリターンを獲得することを目指す。また、原則として、為替ヘッジは行わない。同ファンドは12月29日に設定され、約1205億円の資金を集めた。これは、2022年の国内公募投資信託で最大となった。
■シティグループ社債/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12
基準価額 9948円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 1199.51億円
※1月17日時点
12月の資金流出額1位は「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算)」(-82.07億円)12月の資金流出額1位は、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算)」だった。同ファンドは、相対的に高い利回りが期待できる、日本企業が発行する円建てのハイブリッド債券に投資する。ハイブリッド債券とは、債権者(投資家)に対する債務返済の順位が普通社債よりも下位にある債券で、「劣後債」とも呼ばれる。ハイブリッド債券には、債務返済の劣後性に加え、繰上償還条項や利息・配当金の支払い猶予条項などのリスク要素が付加されているので、普通社債よりも利回りが相対的に高くなっている。ただ、12月の騰落率は-2.37%で、1年騰落率も-9.58%となっている。世界各国で金利が上昇する中、ハイブリッド債券には逆風が吹いているのだ。日本でも金利上昇懸念が高まっているのでクレジットスプレッド(企業が債券を発行して資金を調達する時に、お金を返済できるリスクに応じて上乗せされる金利)が拡大しており、しばらく厳しい環境が続く可能性は高いだろう。
■マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)
基準価額 9449円
信託報酬 0.594~0.770%(年率・税込)
純資産残高 2176.2億円
<騰落率>
1カ月 -2.37%
3カ月 -4.38%
6カ月 -6.90%
1年 -9.58%
※12月末時点
12月の純資産残高1位は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」(1兆6670.2億円)12月の純資産残高1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。ただ、12月は-6.7%のマイナスリターンとなり、1年騰落率も-18.7%となっている。基準価額の下落から、12月は分配金がでなかった。純資産残高2位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産残高は1兆5980.1億円(12月末時点)まで増加しており、2023年1月以降、順位の逆転があるかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 9323円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆6670億円
<騰落率>
1カ月 -6.7%
3カ月 -4.9%
6カ月 -4.1%
1年 -18.7%
※12月末時点
Finasee編集部
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