三井住友信託銀行 人気ファンドランキングトップ10(2022年12月)を読み解く!
Finasee / 2023年1月25日 16時0分
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Finasee(フィナシー)
2022年12月、三井住友信託銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
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三井住友信託銀行の12月ランキング1位は、「My SMT 日経225インデックス(ノーロード)」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.55%のマイナスリターンとなったものの、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。三井住友信託銀行でも、日経平均株価が下落する局面で、同ファンドに買いを入れた顧客が多かったと考えられる。2023年1月以降も、日経平均株価が下がったときは、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■My SMT 日経225インデックス(ノーロード)
基準価額 1万2642円
信託報酬 0.154%(年率・税込)
純資産残高 75.41億円
<騰落率>
1カ月 -6.55%
3カ月 0.73%
6カ月 -0.19%
1年 -7.60%
※12月末時点
全体を見て:インデックスファンドが人気三井住友信託銀行では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング5位の「米国株式インデックス・ファンド」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。11月は-4.87%のマイナスリターンとなり、12月末の基準価額も1万9112円と11月末の2万553円に比べて約7.1%の下落となっている。同ファンドは円換算ベースのS&P500種株価指数を対象にしているので、円高・ドル安がマイナス要因となっているのだ。今後も米国株式市場だけでなく、ドル円相場の動向にも注意が必要だろう。
■米国株式インデックス・ファンド
基準価額 2万553円
信託報酬 0.495%(年率・税込)
純資産残高 442.37億円
<騰落率>
1カ月 -4.87%
3カ月 -0.30%
6カ月 3.56%
1年 4.65%
※11月末時点
ここに注目:フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)が6位にランクイン「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」が6位にランクインしている。同ファンドは日本を含む世界の割安株に投資するアクティブファンドで、11月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.ユニバー・ソリューションズ(米国) 1.6%
2.ウェルズ・ファーゴ(米国) 1.3%
3.アンテロ・リソーシズ(米国) 1.3%
4.トタルエナジーズ(フランス)1.2%
5.ジェンパクト(英領・バミューダ)1.2%
11月は-1.10%のマイナスリターンとなり、12月末の基準価額も2万2241円と11月末の2万3479円に比べて約5.3%の下落となった。1月は基準価額が回復傾向にあるものの、プラスリターンを確保できるかどうかに注目している。
■フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 2万3479円
信託報酬 1.65%(年率・税込)
純資産残高 4073.7億円
<騰落率>
1カ月-1.10%
3カ月 4.85%
6カ月 4.64%
1年 14.70%
※11月末時点
山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011
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