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マネックス証券 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee / 2023年2月11日 16時0分

マネックス証券 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年1月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要

マネックス証券の1月ランキング1位は、「楽天日本株4.3倍ブル」だった。同ファンドは、株価指数を対象とした先物取引を積極的に活用することで、日々の基準価格の値動きが国内株式市場の値動きに対して概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行うブル型ファンドである。ハイリスク・ハイリターンの投資信託で、大きな利益が狙えるが、大きな損失がでる恐れもある。12月末時点における1年騰落率は-47.3%と、基準価額は大きく下落している。積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。

■楽天日本株4.3倍ブル
基準価額 8196円
信託報酬  1.243%(年率・税込)
純資産残高 564.98億円

<騰落率>
1カ月 -27.2%
3カ月   -2.5%
6カ月 -12.3%
1年    -47.3%

※12月末時点

全体を見て:日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気

マネックス証券では、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドの人気が高かった。ランキング8位の「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」は、日経平均株価(配当込み)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.6%のマイナスリターンとなったものの、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。2月以降も、日経平均株価が下がる局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
基準価額 1万2164円
信託報酬 0.154%(年率・税込)
純資産残高 270.47億円

<騰落率>
1カ月 -6.6%
3カ月   0.7%
6カ月 -0.2%
1年    -7.5%

※12月末時点

ここに注目:「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が5位にランクイン

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が5位にランクインしている。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は円高・ドル安が進んだことにより、-6.9%のマイナスリターンとなった。ただ、同ファンドは「つみたてNISA」などを利用して積立投資している投資家も多く、インデックスファンドの中で最大の純資産残高を誇る。2月以降も高水準の資金流入が続くかどうかに注目している。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 1万8035円
信託報酬 0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆5980.17億円

<騰落率>
1カ月 -6.9%
3カ月 -2.8%
6カ月 -1.5%
1年    -6.1%

※12月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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