みずほ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!
Finasee / 2023年2月21日 16時0分
Finasee(フィナシー)
2023年1月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「みずほグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2023-01(限定追加型)」の概要みずほ銀行の1月ランキング1位は、「みずほグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2023-01(限定追加型)」だった。同ファンドは、日本を含む世界の米ドル建てまたはユーロ建ての社債を主要投資対象とする債券型ファンドである。ただ、同ファンドは限定追加型ファンドなので、2023年1月21日以降は購入の申込はできない点に注意が必要である。限定追加型ファンドは追加型投資信託の一種で、最初の設定から一定期間は新規のファンドの追加を認めるが、その後の追加は分配金の再投資やスイッチングによる購入に限定するものである。追加設定によって投資元本を増やすことなく、安定した運用を行うことを目的としている。仕組みは単位型投資信託と似ているが、分配金の再投資やスイッチングによる追加設定が可能な点が異なる。
■みずほグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2023-01(限定追加型)
基準価額 1万80円
信託報酬 0.7425%(年率・税込)
純資産残高 151.86億円
※2月9日時点
全体を見て:海外株式型ファンドが人気みずほ銀行では、海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「キャピタル世界株式ファンド」は、世界各国の株式に投資するアクティブファンドで、12月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.マイクロソフト(米国) 3.9%
2.ノボ ノルディスク(デンマーク) 2.5%
3.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (台湾) 2.1%
4.ASLMホールディングス(オランダ) 1.9%
5.アストラゼネカ(英国) 1.6%
12月末時点における1年騰落率は-15.2%となっているものの、2月以降も同ファンドがみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 1万9597円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 3187.4億円
<騰落率>
1カ月 -5.7%
3カ月 -0.9%
6カ月 -2.1%
1年 -15.2%
※12月末時点
ここに注目:「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」が5位にランクイン「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」が5位にランクインしている。同ファンドは、日本および新興国を含む世界の上場株式に投資。ポートフォリオの構築においては企業の競争優位性、成長力、ESGへの取り組みなどの評価に基づき銘柄を選定する。ESGとは、環境、社会、ガバナンスの取り組みを指す。ESGは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたプロセスの一部で、ESGの観点から企業を評価することは、企業の長期成長およびリスク管理にも関連すると考えられている。ただ、同ファンドの12月末時点における1年騰落率は-27.94%となっており、基準価額は大きく下落している。パフォーマンスが悪化しているものの、2月以降も同ファンドがみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
基準価額 9080円
信託報酬 1.848%(年率・税込)
純資産残高 7500億円
<騰落率>
1カ月 -6.79%
3カ月 -1.98%
6カ月 -2.71%
1年 -27.94%
※12月末時点
執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011
Finasee編集部
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