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りそな銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee / 2023年2月23日 16時0分

りそな銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年1月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の1月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は4.66%のプラスリターンとなった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇すると売りが増える傾向にある。1月は、同ファンドから約152億円の資金が流出した。これは、国内公募株式投資信託(ETF除く)の中で2番目の大きさである。2月以降も、日経平均株価が上昇する局面では、売りが増える可能性は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン
基準価額 1万9872円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2500.05億円

<騰落率>
1カ月  4.66%
3カ月 -0.93%
6カ月 -1.08%
1年      2.66%

※1月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

りそな銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」は、世界の株式や債券に投資するバランスファンドである。株式ではMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)やREIT(不動産投資信託)、債券ではハイイールド債券や新興国債券など利回りの高い資産に投資するので、同ファンドのポートフォリオの12月末時点の利回りは8.32%となっている。高い利回りが期待できるファンドとして、2月以降もりそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド
基準価額 1万3462円
信託報酬 1.58%(年率・税込)
純資産残高 365.3億円

<騰落率>
1カ月 -4.01%
3カ月   0.57%
6カ月   2.78%
1年     13.96%

※12月末時点

ここに注目:「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が4位にランクイン

「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が4位にランクインしている。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。12月の騰落率は-6.7%となり、基準価額の下落から分配金がでなくなった。そして、1月は-124億円の資金流出となっているので、2月以降も資金流出が続くかどうかに注目している。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 9323円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆6670億円

<騰落率>
1カ月 -6.7%
3カ月 -4.9%
6カ月 -4.1%
1年   -18.7%

※12月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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