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【投資信託 国内株式型】資金流入額・リターン・純資産残高トップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee / 2023年2月25日 16時0分

【投資信託 国内株式型】資金流入額・リターン・純資産残高トップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

1月の資金流入額1位は「(早期償還条項付)リオープン・ジャパン2301」(1048.07億円)

国内株式型ファンドの1月資金流入額1位は、「(早期償還条項付)リオープン・ジャパン2301」だった。同ファンドは、外需関連企業や訪日外国人による国内での消費(インバウンド消費)に関連する企業の株式に投資するアクティブファンドである。そして、基準価額が1万2000円以上となり安定運用に切り替えた場合は繰上償還する。同ファンドの当初設定額は1047億円で、国内株式を対象とするファンドでは約8年ぶりの大型設定となった。

■(早期償還条項付)リオープン・ジャパン2301
基準価額 1万44円
信託報酬 1.144%(年率・税込)
純資産残高 1052.03億円

※2月13日時点

1月のリターン1位は「日本製鉄グループ株式オープン」(11.79%)

国内株式型ファンドの1月リターン1位は、「日本製鉄グループ株式オープン」だった。同ファンドは、日本製鉄株式会社およびそのグループ会社に投資するアクティブファンドで、1月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.日本製鉄                       47.11%
2.日鉄ソリューションズ   9.99%
3.日鉄物産                        7.85%
4.大同特殊鋼                     6.99%
5.山陽特殊製鋼                  4.43%

1月は11.79%と高いリターンになった。とくに日本製鉄株は中国経済の回復期待の高まりや欧米のリセッション懸念が後退した中でグローバル鋼材市況の持ち直す動きが好感され、月間で17.58%上昇した。

■日本製鉄グループ株式オープン
基準価額 7150円
信託報酬 0.924%(年率・税込)
純資産残高 12.6億円

<騰落率>
1カ月 11.79%
3カ月 24.96%
6カ月 26.89%
1年     38.43%

※1月末時点

1月の純資産残高1位は「ひふみプラス」(4768.91億円)

国内株式型ファンドの1月純資産残高1位は、「ひふみプラス」だった。同ファンドは「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資する投資信託(ひふみ投信シリーズ)で、1月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.三菱UFJフィナンシャル・グループ      2.43%
2.アドバンテスト                                    2.42%
3.東京海上ホールディングス                   1.90%
4.第一生命ホールディングス                   1.86%
5.三井住友フィナンシャルグループ         1.82%

1月は+2.74%のプラスリターンとなり、約24億円の資金が流入した。2月以降も純資産残高を増やしていけるかどうかに注目している。

■ひふみプラス
基準価額 4万5450円
信託報酬 1.078%(年率・税込)
純資産残高 4768.90億円

<騰落率>
1カ月 2.74%
3カ月 0.37%
6カ月 1.84%
1年     0.74%

※1月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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