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【投資信託 複合資産型】資金流入額・リターン・純資産残高トップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee / 2023年3月1日 16時0分

【投資信託 複合資産型】資金流入額・リターン・純資産残高トップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

1月の資金流入額1位は「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2023-01」(53.68億円)

複合資産型の1月資金流入額1位は、「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2023-01」だった。同ファンドは、日本を含む世界の株式および債券に幅広く分散投資するバランスファンドである。そして、株式の組入比率を段階的に引き上げることで買付時期の分散を図り、基準価額が1万1500円以上になった場合には、株式の組入比率を下げて安定的な債券運用に切り替える。同ファンドは限定追加型ファンドなので、継続申込期間が2023年3月31日までという点に注意が必要だ。

■あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2023-01
基準価額 9963円
信託報酬 1.335%(年率・税込)
純資産残高 92.32億円

※2月17日時点

1月のリターン1位は「米国ABC戦略ファンド(5倍コース)」(23.42%)

複合資産型の1月リターン1位は、「米国ABC戦略ファンド(5倍コース)」だった。同ファンドは連動債券への投資を通じ、米国の株式やリート(不動産投資信託)、債券に投資。そして、5倍コースは実質的に純資産総額の概ね5倍相当額の投資を行う。1月は+23.4%と高いリターンになったものの、1年騰落率は-59.0%と大きく下落している。幅広い資産に分散投資しているものの、高いレバレッジをかけているので、ハイリスク・ハイリターンのファンドであるという点に注意が必要だ。

■米国ABC戦略ファンド(5倍コース)
基準価額 4806円
信託報酬 1.7375%(年率・税込)
純資産残高 2.34億円

<騰落率>
1カ月   23.4%
3カ月   28.4%
6カ月 -27.5%
1年     -59.0%

※1月末時点

1月の純資産残高1位は「投資のソムリエ」(5222.66億円)

複合資産型の1月純資産残高1位は、「投資のソムリエ」だった。同ファンドは、国内・先進国・新興国の債券と株式、および国内・先進国のREITの合計8資産に分散投資し、大きく負けない運用を目指す。ただ、2022年から運用成績が悪化し、2023年1月末時点における1年騰落率は-10.34%となっている。今後もパフォーマンスの悪化には注意が必要だろう。

■投資のソムリエ
基準価額 1万545円
信託報酬 1.54%(年率・税込)
純資産残高 5222.66億円

<騰落率>
1カ月  0.93%
3カ月 -0.57%
6カ月 -4.35%
1年   -10.34%

※1月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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