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広島銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee / 2023年3月7日 16時0分

広島銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年1月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年1月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の概要

広島銀行の1月ランキング1位は、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」だった。同ファンドは、主に世界各国の高配当利回りの公益株式に分散投資する追加型投資信託である。運用方針は毎月決算を行い、収益分配方針に基づき分配を行う。そして、長期的な視野に立った運用を行い、適度なリスクで適度なリターンを得ることを目指している。1月は-2.61%のマイナスリターンとなったものの、安定的なリターンが期待できるファンドとして、2月以降も広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
基準価額 2608円
信託報酬 1.81%(年率・税込)
純資産残高 1兆92億円

<騰落率>
1カ月  -2.61%
3カ月  -4.41%
6カ月  -4.73%
1年     14.10%

※1月末時点

全体を見て:「りそなラップ型ファンド」が人気

広島銀行では、「りそなラップ型ファンド」の人気が高かった。同ファンドは、5~10年程度の中長期の運用ニーズや顧客がとり得るリスクの水準に応じて「安定型」「安定成長型」「成長型」の3つの運用タイプがある。ランキング4位の「りそなラップ型ファンド(安定成長型)」は、目標リターンを短期金利+4%、リスク水準を8.36%にして運用を行う。1月末時点における1年騰落率は-3.8%となっているものの、2月以降もランキング上位に入るかどうかに注目している。

■りそなラップ型ファンド(安定成長型)
基準価額 1万1972円
信託報酬 1.10%(年率・税込)
純資産残高 556億円

<騰落率>
1カ月   2.2%
3カ月  -1.9%
6カ月  -3.4%
1年     -3.8%

※1月末時点

ここに注目:「インデックスファンド225」が2位にランクイン

日興アセットマネジメントが運用する「インデックスファンド225」が2位にランクインしている。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は4.67%のプラスリターンになった。そして、2 月の日経平均株価は 0.43%上昇し、小幅ながら月間ベースで上昇を続けた。東証の「PBR1倍割れ是正」方針を反映し、割安株が相場を牽引したからである。ただ、米国で予想を上回る経済統計が相次いだことから、金融引き締めの長期化懸念が高まり、月末にかけて軟調に推移した。2月以降も、同ファンドが広島銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■インデックスファンド225
基準価額 7577円
信託報酬 0.572%(年率・税込)
純資産残高 2446.74億円

<騰落率>
1カ月   4.67%
3カ月 -0.90%
6カ月 -0.93%
1年      2.85%

※1月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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