SBI証券 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!
Finasee / 2023年3月9日 16時0分
Finasee(フィナシー)
2023年2月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要SBI証券の2月ランキング1位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は2.74%のプラスリターンとなり、2月末の基準価額も1万7610円と1月末の1万6983円に比べて約3.6%の上昇となった。3月以降も、同ファンドがSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
基準価額 1万6983円
信託報酬 0.0938%(年率・税込)
純資産残高 7561.80億円
<騰落率>
1カ月 2.74%
3カ月 -8.91%
6カ月 -3.64%
1年 3.83%
※1月末時点
全体を見て:国際株式型ファンドが人気SBI証券では、2月も国際株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざすインデックスファンドで、このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資できる便利なファンドである。1月は+4.2%と堅調なパフォーマンスだった。3月以降も同ファンドがSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 1万6696円
信託報酬 0.1144%(年率・税込)
純資産残高 8527億円
<騰落率>
1カ月 4.2%
3カ月 -3.6%
6カ月 -0.4%
1年 5.0%
※1月末時点
ここに注目:「SBI 日本株3.8ベアⅡ」が5位にランクイン「SBI 日本株3.8ベアⅡ」が5位にランクインしている。同ファンドは株価指数先物を積極的に活用し、日々の基準価額の値動きが国内の株式市場全体の概ね3.8倍程度逆となる投資成果を目指して運用を行うベア型ファンドである。短期間で大きなリターンを狙うこともできるが、1月の騰落率は-17.52%と大きく下落している。ハイリスク・ハイリターンのベア型ファンドなので、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。
■SBI 日本株3.8ベアⅡ
基準価額 8511円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 24.21億円
<騰落率>
1カ月 -17.52%
3カ月 -3.97%
※1月末時点
執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011
Finasee編集部
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