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ゆうちょ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee / 2023年3月19日 16時0分

ゆうちょ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年2月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「ダイワ・USーREIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

ゆうちょ銀行の2月ランキング1位は、「ダイワ・USーREIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、米国のリート(不動産投資信託)に投資し、配当利回りを重視した運用を行う。1月の騰落率は+5.7%だった。そして、1月末時点におけるポートフォリオの配当利回りは3.5%となっている。3月以降も、同ファンドがゆうちょ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■ダイワ・USーREIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 2297円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 6892億円

<騰落率>
1カ月 5.7%
3カ月 -4.1%
6カ月 -9.2%
1年      0.9%

※1月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

ゆうちょ銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング4位の「野村6資産均等バランス」は、国内および外国の債券、株式、REIT(不動産投資信託)の6つを主要投資対象とするバランスファンドである。1月末時点における1年騰落率は0.7%だが、安定的なリターンが期待できるファンドとして、3月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■野村6資産均等バランス
基準価額 1万3214円
信託報酬 0.242%(年率・税込)
純資産残高 456.5億円

<騰落率>
1カ月  2.1%
3カ月 -3.4%
6カ月 -3.7%
1年      0.7%

※1月末時点

ここに注目:「つみたて先進国株式」が2位にランクイン

「つみたて先進国株式」が2位にランクインしている。同ファンドは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。「MSCIコクサイ・インデックス」は、日本以外の先進国の株価動向を示す代表的な指数である。この指数は、先進国22か国に上場する大・中型企業の浮動株ベースの時価総額加重平均を対象としており、市場の約85%をカバーしている。1月末時点における同ファンドの1年騰落率は+5.4%と堅調だ。3月以降も、同ファンドがゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■つみたて先進国株式
基準価額 1万8762円
信託報酬 0.220%(年率・税込)
純資産残高 997.71億円

<騰落率>
1カ月  3.8%
3カ月 -5.5%
6カ月 -0.9%
1年      5.4%

※1月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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