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「副業ライターで稼げる」薄給の20代女性がコツコツ勉強した末に見た現実

Finasee / 2023年4月20日 11時0分

「副業ライターで稼げる」薄給の20代女性がコツコツ勉強した末に見た現実

Finasee(フィナシー)

最近、副業への関心が高まっています。

「会社の給料だけでは足りないので副業で補おう」
「副業で大きく稼ぎたい!」

このように考える方が少なくありません。

しかしそんな人たちを狙う「副業ビジネス」があるので要注意。副業で稼ごうと思って課金すると、大損をしてしまう可能性もあります。

この記事ではライターの副業をしようと思って高額なライタースクールに課金した優美さん(仮名)の事例を元に、副業ビジネスの実態を見ていきましょう。

優美さんの場合

優美さんは都内で働く20代の女性です。美容や健康づくり、趣味活動などやりたいことが多いけれど、会社の給料だけでは生活するのに精一杯の毎日でした。最近、副業が注目されているので、優美さんも「何か副業をして稼いでみたい」と思っていたところでした。

そんなときに知ったのが、「ライター」の副業です。ネット検索をしていて見つけました。

ライターとは、ウェブ上などで記事を納品して稼ぐ仕事です。クライアントから指定された内容の文章を書いて納品すると、お金を支払ってもらえます。「文章さえ書ければ誰でもできる」というもので、優美さんも「これなら自分でもできるのではないか?」と考えました。

何から始めたらいいんだろう?

ライターの副業をして稼ごうと心に決めた優美さんですが、具体的に何から始めたらいいのかよく分かりませんでした。

「そもそも仕事はどうやって取ってくればいいんだろう?」
「初心者なので、いきなり難しいことはできないし……」

そんなとき、優美さんが見つけたのが「ライタースクール」の広告です。

ライタースクールとは、ライターにライティングの基礎や応用、仕事の取り方やノウハウなどを教えてくれるスクールです。優美さんが見つけたライタースクールはオンラインで受講できるので、実際にどこかへ授業を受けに行く必要もありませんでした。さらに卒業後はとても単価の高い仕事を紹介してくれる、とのこと。

優美さんは「これだ!」と思いました。契約料金は40万円と高額でしたが、「ライターで稼げるようになればいくらでも取り戻せる」と説明され「そうだな」と納得しました。そしてなけなしの貯金をはたいてライタースクールに申し込み、受講を開始したのです。

スクールが音信不通に! そして倒産

優美さんはライタースクールの教材を使ってライティングの勉強を続けていました。日々新しい情報が入ってきて、この調子でスキルを伸ばしていけば仕事を取れそうだと感じていました。何より卒業すると高額な仕事を紹介してもらえる、という安心感が強かったのです。

ところが優美さんが卒業しようという頃、ライタースクールと連絡が取れなくなってしまいました。

優美さんが「何が起こっているの?」と不安に思っていると、今度はライタースクールが倒産した、という通知が来たのです。

優美さんはあまりの出来事にただただ驚くしかありませんでした。

●契約金は? ライターの副業はどうなる? 続きは後編【「なけなしの貯金40万円」が無駄に…“貧乏人”が受けた悲し過ぎる仕打ち】で紹介します。

福谷 陽子/法律ライター・元弁護士

京都大学法学部在学中、司法試験に合格。勤務弁護士を経て、法律事務所を設立し、約7年間独立営業。中小企業法務や債権回収、不動産の任意売却やカード破産などの案件を多数手がけた。悪徳商法、投資詐欺などの消費者問題にも深い知見がある。現在は弁護士時代の経験を活かして、各種の法律メディアにて執筆、監修、編集、さらに法律事務所のWebマーケティングなどに携わる。

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