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三井住友銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee / 2023年3月21日 16時0分

三井住友銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年2月、三井住友銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」の概要

三井住友銀行の2月ランキング1位は、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」だった。同ファンドは、株式投資の王道である「成長+配当+割安」を追求して世界のベストを厳選するアクティブファンドである。また、毎月決算型で20年超の実績を持つ唯一の株式ファンドでもある。1月は+5.08%のプラスリターンとなり、1年騰落率も+14.39%と好調だ。3月以降も、同ファンドが三井住友銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額 8521円
信託報酬 1.903%(年率・税込)
純資産残高 2988.44億円

<騰落率>
1カ月  5.08%
3カ月  6.74%
6カ月  5.02%
1年     14.39%

※1月末時点

全体を見て:債券型ファンドが人気

三井住友銀行では、債券型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)」は、主に日系企業が海外で発行する外貨建て債券に投資する債券型ファンドである。そして、普通社債だけでなく、劣後債などにも投資して高い金利収益の確保を目指す。ただ、米国など海外の金利が上昇していることにより、同ファンドの1月末時点における1年騰落率は-12.2%となっている。今後も、海外の金利動向には注意が必要だろう。

■日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)
基準価額 9173円
信託報酬 1.0285%(年率・税込)
純資産残高 104.19億円

<騰落率>
1カ月        2.1%
3カ月    4.4%
6カ月   -3.9%
1年     -12.2%

※1月末時点

ここに注目:「三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)」が3位にランクイン

「三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)」が3位にランクインしている。同ファンドは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は-0.2%のマイナスリターンとなったものの、1年騰落率は+11.0%となっている。3月以降も、同ファンドが三井住友銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)
基準価額 2万8182円
信託報酬 0.748%(年率・税込)
純資産残高 757.34億円

<騰落率>
1カ月 -0.2%
3カ月 -9.5%
6カ月 1.0%
1年    11.0%

※1月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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