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ディズニーランドの「最もお得」なチケットは? 一目で分かる狙い目

Finasee / 2023年4月15日 11時0分

ディズニーランドの「最もお得」なチケットは? 一目で分かる狙い目

Finasee(フィナシー)

・衝撃与えた堀江氏逮捕…会社は上場廃止、驚くべき“虚偽記載”の中身

今から40年前の4月15日、日本を代表するテーマパーク「東京ディズニーランド」が開園しました。アメリカ以外では初めての開園で、初日には約2万5000人ものゲストが訪れます。

当初は別のテーマ―パークが計画されていた

東京ディズニーランドを運営する企業は「オリエンタルランド」です。千葉県浦安沖の埋め立てとその後の開発を目的に、京成電鉄と三井不動産によって1960年7月に設立されました。

実は、設立当初は「オリエンタルランド」という別のテーマパークを計画していました。それがディズニーランド誘致へとかじを切ったのは、オリエンタルランド実現に向けて行った米ディズニーランドの視察がきっかけでした。ディズニー社へ誘致を申し入れ、基本合意に至ったのは1972年、名称を正式に東京ディズニーランドと決定したのは1977年のことです。

オリエンタルランドは巨額な建設費用の調達に苦戦したものの、千葉県の後ろ盾もあり、複数の金融機関による協調融資が実施されました。当初は1000億円と見込まれた建設費用は着工後も増え続け、最終的な総事業費は1800億円にも上ります。

莫大な費用はかかったものの、完成したパークは多くの人を魅了し、現在もその人気に陰りはありません。2001年に「東京ディズニーシー」も開園され、年間の入園者数は2013年度に初めて3000万人を突破しました。累計では2021年度までに8億人を超える人が訪れています。

【入園者数】

オリエンタルランド「入園者数データ」より著者作成

拡大画像表示客足が戻らない中で業績が回復した理由

新型コロナウイルスが猛威を振るっていたとき、多くのテーマパークは冬の時代を迎えました。東京ディズニーランドも休園などの対応を余儀なくされ、業績は大きく悪化します。

しかし、最近は東京ディズニーランドの復活が話題を集めています。オリエンタルランドは1月30日、2023年3月期の業績予想を上方修正し、売上高を4647億円、純利益を681億円としました。これは2020年3月期を上回る水準です。予想通りとなれば、オリエンタルランドは緊急事態宣言が出される前の業績を取り戻すことになります。

なお、2023年3月期における入園者数の予想は2100万人と2020年3月期(2901万人)の7割ほどにとどまっており、客足が戻っているとはいえません。なぜオリエンタルランドの業績は大きく回復したのでしょうか。

【業績と入園者数】

オリエンタルランド「決算短信」および「決算説明会資料」より著者作成

拡大画像表示

業績の回復は、主に客単価の改善によってもたらされたと考えられます。この間1人あたり売上高は4000円以上増加し、その約6割をチケット収入の増加が占めました。オリエンタルランドは2020年4月から2021年10月まで入場料を3回値上げしており、これが業績の回復に寄与したとみられています。

【1人あたり売上高】

※2023年3月期(予想)は、第3四半期時点における同社の予想
※2023年3月期(予想)の「チケット収入」は、駐車場代などが含まれる「アトラクション・ショー収入」

出所:オリエンタルランド 決算説明会資料

【オリエンタルランドの株価】

Investing.comより著者作成

拡大画像表示今年で40周年! お得なチケットは?

2023年は東京ディズニーランド開園40周年にあたり、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーではこれを記念したショーやパレードが催されています。ハロウィーンやクリスマスといった定番のイベントも魅力的ですが、今だけしかない特別な体験ができることもあり、訪れてみたいと考えている人は多いかもしれません。

そこで、気になるのは東京ディズニーランドの入場料でしょう。年間パスポートは販売が停止されている(2023年3月17日時点)ため、ゲストはパークチケットを購入しなければいけません。料金は変動制で、土日や祝日で高くなる傾向にあります。

【東京ディズニーランドのパークチケット料金(2023年4月分)】

※2023年3月17日時点
※大人:18才以上、中人:12~17才、小人:4~11才(3歳以下は無料)
※「首都圏ウィークデーパスポート」は首都圏に在住、在勤、在学の人限定
※「ファンダフル・ディズニー・パスポート」は「ファンダフル・ディズニー」会員限定

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。

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