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三井住友信託銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee / 2023年3月23日 16時0分

三井住友信託銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年2月、三井住友信託銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「世界経済インデックスファンド」の概要

三井住友信託銀行の2月のランキング第1位は、「世界経済インデックスファンド」だった。同ファンドは、世界の債券と株式に投資し、世界経済全体の発展を享受するためのバランスファンドである。基本的には債券50%、株式50%で運用されている。1月末時点での1年間の騰落率は1.80%だった。3月以降も、安定的なリターンが期待できるファンドとして、三井住友信託銀行のランキング上位に入るかどうか注目している。

■世界経済インデックスファンド
基準価額 2万8511円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 1696.93億円

<騰落率>
1カ月  3.17%
3カ月 -2.58%
6カ月 -1.23%
1年      1.80%

※1月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

三井住友信託銀行では、インデックスファンドの人気が高い。ランキング第3位の「米国株式インデックス・ファンド」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は2.66%のプラスリターンとなり、1月末時点における1年騰落率も3.32%と堅調だった。3月以降も、同ファンドが三井住友信託銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■米国株式インデックス・ファンド
基準価額 1万9621円
信託報酬 0.495%(年率・税込)
純資産残高 474.19億円

<騰落率>
1カ月  2.66%
3カ月 -9.18%
6カ月 -3.97%
1年      3.32%

※1月末時点

ここに注目:「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」が2位にランクイン

「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」が、第2位にランクインしている。同ファンドは、国内のリート(不動産投資信託)に投資し、安定したインカムゲインの確保と投資信託財産の中長期的な成長を目指す。1月は-3.58%のマイナスリターンとなったものの、1月末時点における予想配当利回りは4.28%と高い。安定的な利回りが期待できるファンドとして、3月以降も同ファンドが三井住友信託銀行のランキング上位に入る可能性は高いと考えられる。

■J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
基準価額 5814円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 4208.61億円

<騰落率>
1カ月 -3.58%
3カ月 -7.44%
6カ月 -8.06%
1年     -2.82%

※1月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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