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【投資信託 全体】資金流出入額・純資産残高トップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee / 2023年3月26日 16時0分

【投資信託 全体】資金流出入額・純資産残高トップ10(2023年2月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(468.13億円)

2月の資金流入額1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」であった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。2月は3.7%のプラスリターンとなり、2月末時点における1年騰落率も8.6%となっている。同ファンドはネット証券を中心につみたてNISAなどを利用して継続して購入している投資家が多く、3月以降も高水準の資金流入が続く可能性が高いであろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 1万9213円
信託報酬 0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆8163.34億円

<騰落率>
1カ月 3.7%
3カ月 -0.9%
6カ月 -1.1%
1年      8.6%

※2月末時点

2月の資金流出額1位は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」(-128.53億円)

2月の資金流出額1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」であった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。2月は3.3%のプラスリターンを記録したものの、基準価額の下落により昨年12月から分配金が支払われなくなっており、128.53億円の資金流出が生じた。3月以降も、資金流出が続くかどうかが注目されるだろう。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 9966円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7560億円

<騰落率>
1カ月   3.3%
3カ月 -0.2%
6カ月 -2.5%
1年      0.9%

※2月末時点

2月の純資産残高1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(1兆8163.34億円 )

2月の純資産残高1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」であった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。月末ベースでは、1月まで19ヵ月連続で「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が首位を維持していたが、1997年10月以来、約25年ぶりにインデックスファンドが純資産残高のトップに躍り出た。現在、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」には高水準の資金流入が継続しており、3月以降も純資産残高1位の座を維持する可能性が高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 1万9213円
信託報酬 0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆8163.34億円

<騰落率>
1カ月  3.7%
3カ月 -0.9%
6カ月 -1.1%
1年      8.6%

※2月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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