広島銀行 人気ファンドランキングトップ10（2023年2月）を読み解く！

Finasee（フィナシー）

2023年2月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド（毎月分配型）」の概要

広島銀行の2月ランキング1位は、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド（毎月分配型）」だった。同ファンドは、主に世界の高配当利回りの公益株に投資するアクティブファンドである。公益企業は電力やガス、通信、運輸、水道など日常生活に不可欠なサービスを提供しており、景気の良し悪しに左右されにくく、収益基盤が安定しているという特徴がある。2月末時点における1年騰落率は16.15％と好調なパフォーマンスとなっているので、3月以降も広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド（毎月分配型）
基準価額 2645円
信託報酬1.81％（年率・税込）
純資産残高 1兆249億円

＜騰落率＞
1カ月   2.21％
3カ月  -1.56％
6カ月  -7.86％
1年     16.15％

※2月末時点

全体を見て：バランスファンドが人気

広島銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング3位の「りそなラップ型ファンド（安定成長型）」は、中長期的な安定性と成長性のバランスを重視して運用を行うバランスファンドである。2月は0.6％のプラスリターンとなったものの、2月末時点における1年騰落率は-1.9％のマイナスリターンとなっている。3月以降も、同ファンドが広島銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■りそなラップ型ファンド（安定成長型）
基準価額 1万2046円
信託報酬 1.1％（年率・税込）
純資産残高 563億円

＜騰落率＞
1カ月  0.6％
3カ月 -1.0％
6カ月 -2.1％
1年     -1.9％

※2月末時点

ここに注目：「世界経済インデックスファンド」が2位にランクイン

「世界経済インデックスファンド」が2位にランクインしている。同ファンドは国内、先進国および新興国の公社債と株式に分散投資するバランスファンドである。基本組入比率は、債券50％、株式50％で世界経済全体の発展を享受することを目指す。2月は1.06％のプラスリターンとなり、2月末時点における1年騰落率も4.13％と好調だ。3月以降も、同ファンドが広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■世界経済インデックスファンド
基準価額 2万8814円
信託報酬 0.55％（年率・税込）
純資産残高 1740.54億円

＜騰落率＞
1カ月  1.06％
3カ月 -0.53％
6カ月 -0.86％
1年      4.13％

※2月末時点

執筆／山下 耕太郎（金融ライター／証券外務員1種）
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター＠yanta2011

Finasee編集部

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