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SBI証券 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee / 2023年4月8日 16時0分

SBI証券 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年3月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要

SBI証券の3月ランキング1位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月7日、「SBI・Vシリーズ」のインデックスファンドの純資産残高が1兆円を突破したとの発表があった。その中でも約8000億円の純資産残高を誇るのが「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」である。つみたてNISAやiDeCoの普及により、インデックスファンドの純資産残高は増加しており、2024年より開始される新NISAの導入でさらなる拡大が期待されている。特に「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は人気が高く、今後も純資産残高の増加が期待できるだろう。

■SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
基準価額 1万7610円
信託報酬 0.0938%(年率・税込)
純資産残高 7999.48億円

<騰落率>
1カ月  3.69%
3カ月 -0.83%
6カ月 -1.03%
1年     8.62%

※2月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

SBI証券では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざすインデックスファンドで、このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資できる便利なファンドである。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」の投票において1位に選ばれており、個人投資家の人気も高い。3月以降も、同ファンドがSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 1万7131円
信託報酬 0.1144%(年率・税込)
純資産残高 9115.8億円

<騰落率>
1カ月 2.6%
3カ月 0.7%
6カ月 1.3%
1年    8.6%

※2月末時点

ここに注目:「SBI 日本株3.8ベアⅡ」が4位にランクイン

「SBI 日本株3.8ベアⅡ」が4位にランクインしている。同ファンドは、株価指数先物を積極的に活用することによって、日々の基準価額の値動きが国内株式市場全体の概ね3.8倍程度逆となる投資成果を目指して運用を行うベア型ファンドである。2022年10月3日に運用を開始し、設定来騰落率は-17.42%となっている。ハイリスク・ハイリターンのベア型ファンドなので、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。

■SBI 日本株3.8ベアⅡ
基準価額 8258円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 44.62億円

<騰落率>
1カ月 -2.97%
3カ月  1.85%

※2月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

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