野村證券 人気ファンドランキングトップ5(2023年3月)を読み解く!
Finasee / 2023年4月13日 16時0分
Finasee(フィナシー)
2023年3月、野村證券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「野村インデックスファンド・日経225」の概要野村證券の3月ランキング1位は、「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。2月は0.5%のプラスリターンとなり、3月末時点における基準価額も3万3378円と2月末の3万2378円に比べて約3%の上昇となった。4月以降も、同ファンドが野村證券のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■野村インデックスファンド・日経225
基準価額 3万2378円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 632.6億円
<騰落率>
1カ月 0.5%
3カ月 -1.8%
6カ月 -1.5%
1年 5.2%
※2月末時点
全体を見て:インデックスファンドが人気野村證券では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS S&P500インデックス」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。2月は3.7%のプラスリターンとなり、3月末時点における基準価額は1万4523円と2月末の1万4561円と、ほぼ変わらずだった。S&P500種株価指数に連動するインデックスファンドは個人投資家の人気が高いので、4月以降も同ファンドが野村證券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS S&P500インデックス
基準価額 1万4561円
信託報酬 0.33%(年率・税込)
純資産残高 281.08億円
<騰落率>
1カ月 3.7%
3カ月 -0.9%
6カ月 -1.2%
1年 8.4%
※2月末時点
ここに注目:「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が5位にランクイン「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が5位にランクインしている。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。2023年1月まで19ヵ月連続で国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)の中で純資産残高首位の座を守っていたが、2月は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に抜かれて2位となった。野村證券ではランキング上位に入ったが、3月は約186億円の資金が流出しており、4月以降も資金流出が続くかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 9966円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7560億円
<騰落率>
1カ月 3.3%
3カ月 -0.2%
6カ月 -2.5%
1年 0.9%
※2月末時点
執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011
Finasee編集部
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