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ゆうちょ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee / 2023年4月18日 16時0分

ゆうちょ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年3月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

ゆうちょ銀行の3月ランキング1位は、「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは米国のリート(不動産投資信託)に投資し、配当利回りを重視した運用を行う。2月は1.8%のプラスリターンとなり、2月末時点における1年騰落率も4.4%だった。また、2月末時点におけるポートフォリオの配当利回りは3.9%となっており、4月以降もインカムゲイン狙いの買いが入る可能性は高いだろう。

■ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 2310円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高  7032億円

<騰落率>
1カ月  1.8%
3カ月  0.5%
6カ月 -5.4%
1年     4.4%

※2月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

ゆうちょ銀行では、バランスファンドの人気が高かった。バランスファンドは、株式や債券、リート(不動産投資信託)などをバランス良く組み合わせた投資信託である。例えば、株式投資はリスクが高く、債券投資はリスクが低いため、バランスファンドはリスクを抑えながらも一定のリターンを狙うことができる。また、自分で投資をするのが難しい初心者にとっても取り組みやすいというメリットがある。「野村6資産均等バランス」の2月の騰落率は1.6%で、2月末時点における1年騰落率も3.4%と堅調だ。安定的なリターンが期待できるファンドとして、4月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■野村6資産均等バランス
基準価額 1万3420円
信託報酬 0.242%(年率・税込)
純資産残高 473.9億円

<騰落率>
1カ月  1.6%
3カ月 -0.9%
6カ月 -2.1%
1年      3.4%

※2月末時点

ここに注目:「つみたて日本株式(TOPIX)」が3位にランクイン

「つみたて日本株式(TOPIX)」が3位にランクインしている。同ファンドは、TOPIX(東証株価指数)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。TOPIXは日本の株式市場を幅広くカバーしているインデックス(指数)である。1968年1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したもので、日本経済の動向を示す代表的な指標として使われている。2月末時点における1年騰落率は8.3%のプラスリターンとなっており、4月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■つみたて日本株式(TOPIX)
基準価額 1万3888円
信託報酬 0.1980%(年率・税込)
純資産残高 172.67億円

<騰落率>
1カ月 0.9%
3カ月 0.6%
6カ月 2.8%
1年    8.3%

※2月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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