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三井住友銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee / 2023年4月20日 16時0分

三井住友銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年3月、三井住友銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」の概要

三井住友銀行の3月ランキング1位は、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」だった。同ファンドは、「成長+配当+割安」を追求して世界のベスト企業を厳選するアクティブファンドで、2月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.3iグループ(イギリス)           6.2%
2.ベラリア(フランス)             5.1%
3.友邦保険控股(香港)             4.5%
4.マイクロソフト(アメリカ)   4.2%
5.ブロードコム(アメリカ)       4.0%

2月は4.37%のプラスリターンとなり、2月末時点における1年騰落率も22.76%と高いリターンになっている。4月以降も、三井住友銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額 8741円
信託報酬 1.903%(年率・税込)
純資産残高 3450.72億円

<騰落率>
1カ月 4.37%
3カ月 7.21%
6カ月 11.79%
1年    22.76%

※2月末時点

全体を見て:株価指数を対象にしたインデックスファンドが人気

三井住友銀行では、株価指数を対象にしたインデックスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「三井住友・225オープン」は、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は3.1%のプラスリターンとなり、3月末時点における1年騰落率も2.5%のプラスになっている。4月以降も、同ファンドが三井住友銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■三井住友・225オープン
基準価額 2万5957円
信託報酬  0.66%(年率・税込)
純資産残高 1287.78億円

<騰落率>
1カ月 3.1%
3カ月 8.4%
6カ月 9.1%
1年     2.5%

※3月末時点

ここに注目:「日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)」が3位にランクイン

「日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)」が3位にランクインしている。同ファンドは、日系企業が海外で発行する外貨建ての債券等に投資する債券型ファンドである。普通社債だけでなく、劣後債等に投資することで、高い金利収益の確保を目指す。ただ、米国では底堅い労働市場やインフレが進んでいることにより、FRBの利上げ姿勢が続いている。米金利の上昇が同ファンドには逆風となり、2月末時点における1年騰落率は-11.7%となっている。しばらく厳しい環境が続きそうだが、4月以降も同ファンドが三井住友銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)
基準価額 9022円
信託報酬 1.0285%(年率・税込)
純資産残高 155.41億円

<騰落率>
1カ月 -1.6%
3カ月   0.5%
6カ月 -4.6%
1年    -11.7%

※2月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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