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りそな銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee / 2023年4月23日 16時0分

りそな銀行 人気ファンドランキングトップ10(2023年3月)を読み解く!

Finasee(フィナシー)

2023年3月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

  第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の3月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は3.08%のプラスリターンとなった。3月は米国のシリコンバレーに本拠を置く銀行、シリコンバレーバンク(SVB)が経営破綻し、世界の金融市場が動揺。そのため、3月半ばに株価が下落した。しかし、米国と欧州の金融当局は対策を講じ、市場は落ち着いて株価は回復に転じた。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向にある。同ファンドからは3月に85.79億円の資金流出があった。これは、国内公募の追加型投資信託(ETF除く)の中で3番目の大きさだった。

■日経225ノーロードオープン
基準価額 2万480円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2451.43億円

<騰落率>
1カ月 3.08%
3カ月 8.35%
6カ月 8.97%
1年    2.36%

※3月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

りそな銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」は、株式ではMLP(マスター リミテッド パートナーシップ)やREIT(不動産投資信託)、債券ではハイイールド債や新興国債券など利回りの高い金融商品に投資するので、3月末時点におけるポートフォリオの利回りは8.24%と高い。2月末時点における1年騰落率も20.06%と好調なので、4月以降も同ファンドがりそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド
基準価額 1万4150円
信託報酬 1.63%(年率・税込)
純資産残高 436.8億円

<騰落率>
1カ月 3.09%
3カ月 1.69%
6カ月  4.32%
1年    20.06%

※2月末時点

ここに注目:「りそなラップ型ファンド(成長型)」が8位にランクイン

「りそなラップ型ファンド(成長型)」が8位にランクインしている。同ファンドは信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行い、目標リターンを短期金利+6%、リスク水準を14.59%に置いている。3月末時点における組入比率でもっとも大きいのは先進国株式の49.3%である。ただ、3月は-0.3% のマイナスリターンで、3月末時点における1年騰落率も-2.3%となっている。4月以降も、同ファンドがりそな銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■りそなラップ型ファンド(成長型)
基準価額 1万5600円
信託報酬 1.21%(年率・税込)
純資産残高 347億円

<騰落率>
1カ月 -0.3%
3カ月  4.8%
6カ月  4.6%
1年    -2.3%

※3月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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